得意を掛け合わせてシナジーを/中設エンジ「長年の知見による食品工場に最適化したコンカレントエンジニアリング」【食品産業技術功労賞】

第54回食品産業技術功労賞 資材・機器・システム部門受賞
第54回食品産業技術功労賞 資材・機器・システム部門受賞

「コンカレントエンジニアリング」は複数のプロセスを同時遂行する手法で、生産機器エンジニアと建築設計者、建築施工者らがプロジェクトメンバーとして基本計画から設計、施工、ライン構築まで複数のプロセスを並行して進める。

設計段階で施工プロセスの問題点を顕在化することで、安全な作業環境や品質維持、追加費用の削減につながり、工期短縮により検討期間を長くとることが可能となるため、顧客の要望をしっかり反映できるようになる。

中設エンジはゼネコン機能とエンジニアリング機能を併せ持ち、社内に生産システム本部があるため、工場建設において生産設備の構築を含めた一貫した設計・施工が可能となっている。

施工期間を短縮でき、特に食品工場建設において貢献度が高い。さらにメリットとしては、工期が短くなると作業員の拘束期間が短縮されるため、昨今の人手不足問題にも貢献できる面もある。また、施工期間が先延ばしになりづらいことから当初費用から超過しづらくなる。

「食品産業技術功労賞」は、食品産業新聞社が1971年から実施する顕彰事業。食品産業の発展に著しく貢献した企業、または個人、団体を顕彰するもの。部門は、「商品・技術部門」「資材・機器・システム部門」「マーケティング部門」「サステナビリティ部門」「国際部門」「地域創生部門」の6つがある(2024年時点)。

「第54回 食品産業技術功労賞審査」の選考委員(敬称略)

▽一般財団法人食品産業センター理事長 荒川隆
▽国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門所長 髙橋清也
▽国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所理事国立健康・栄養研究所所長 瀧本秀美
▽独立行政法人酒類総合研究所理事長 福田央
▽独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)農林水産・食品部長 森下興
▽日本チェーンストア協会専務理事 牧野剛
▽食品産業新聞社代表取締役社長 馬上直樹

〈食品産業新聞 2024年12月2日付より〉

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食品・食料に関する事件、事故が発生するたびに、消費者の食品及び食品業界に対する安心・安全への関心が高っています。また、日本の人口減少が現実のものとなる一方、食品企業や食料制度のグローバル化は急ピッチで進んでいます。さらに環境問題は食料の生産、流通、加工、消費に密接に関連していくことでしょう。食品産業新聞ではこうした日々変化する食品業界の動きや、業界が直面する問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、解説、提言を行っております。

創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
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