厨房の省力化、おいしさ追求、冷凍の完全調理済食品/LEOC「LEOC Ready-made」【食品産業技術功労賞】

第54回食品産業技術功労賞 資材・機器・システム部門受賞
第54回食品産業技術功労賞 資材・機器・システム部門受賞

「LEOC Ready-made」は、冷凍の完全調理済食品と、その運用方法のサポートが一体となったサービスだ。病院・高齢者施設などに向けて、朝2品、昼3品、夕3品を毎日届ける。

45日のサイクルメニューで、焼物、揚げ物、煮物など数多くのバリエーションがある。栄養のバランスを考えながら、温度・湿度・時間にこだわった、手作り感のあるおいしい食事を実現。メンチカツでいえば、肉らしい食感と溢れ出る肉汁の再現にこだわった。また、八宝菜は、食材とソースを別にして現場に届けることで、野菜のシャキシャキ感を実現した。

メニューの作成はLEOCが行い、商品化までの試作を数十回行った。また、食材・料理ごとにノウハウを持つ提携工場を探し、さらなるおいしさを追求した。

2024年4月にサービスの提供を本格的に開始してから同10月末時点で、約70施設が導入。

「食品産業技術功労賞」は、食品産業新聞社が1971年から実施する顕彰事業。食品産業の発展に著しく貢献した企業、または個人、団体を顕彰するもの。部門は、「商品・技術部門」「資材・機器・システム部門」「マーケティング部門」「サステナビリティ部門」「国際部門」「地域創生部門」の6つがある(2024年時点)。

「第54回 食品産業技術功労賞審査」の選考委員(敬称略)

▽一般財団法人食品産業センター理事長 荒川隆
▽国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門所長 髙橋清也
▽国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所理事国立健康・栄養研究所所長 瀧本秀美
▽独立行政法人酒類総合研究所理事長 福田央
▽独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)農林水産・食品部長 森下興
▽日本チェーンストア協会専務理事 牧野剛
▽食品産業新聞社代表取締役社長 馬上直樹

〈食品産業新聞 2024年12月2日付より〉

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創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
主な読者:
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