丁寧なコミュニケーションを続ける/ヒガシマル醤油「『うどんスープ』関西のだし味を広めて60年」【食品産業技術功労賞】

第54回食品産業技術功労賞 マーケティング部門受賞
第54回食品産業技術功労賞 マーケティング部門受賞

ヒガシマル醤油のロングセラー商品「うどんスープ」は、“お湯に溶かすだけで簡単に本格的な関西のだしが味わえる”個包装・粉末のうどんつゆとして1964年に発売。販売数を順調に伸ばし、現在は年間2億食以上(自社調べ)に成長している。

淡口しょうゆの特長を生かした、だしがきいた深い味わいの商品。飽きのこない上品な味わいと、さまざまなメニューに使える汎用性や簡便性が支持され、関西を中心に不動の人気を誇る。近年注力している首都圏での普及活動が奏功し、同エリアでの販売は年々伸長している。

おいしさを関東の生活者にも実感してもらおうと、試食やサンプリングを強化。60周年の2024年は、9月に池袋で大規模試食イベントを実施し、2日間で約2,800食を提供した。子育て世代向けイベントに出展するなど、若い年齢層への訴求も増やしている。

シリーズとして、「ラーメンスープ」「そばスープ」「タンメンスープ」「赤ちゃん用うどんスープ」など麺類全体、幅広い世代に向けて展開している。

「食品産業技術功労賞」は、食品産業新聞社が1971年から実施する顕彰事業。食品産業の発展に著しく貢献した企業、または個人、団体を顕彰するもの。部門は、「商品・技術部門」「資材・機器・システム部門」「マーケティング部門」「サステナビリティ部門」「国際部門」「地域創生部門」の6つがある(2024年時点)。

「第54回 食品産業技術功労賞審査」の選考委員(敬称略)

▽一般財団法人食品産業センター理事長 荒川隆
▽国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門所長 髙橋清也
▽国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所理事国立健康・栄養研究所所長 瀧本秀美
▽独立行政法人酒類総合研究所理事長 福田央
▽独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)農林水産・食品部長 森下興
▽日本チェーンストア協会専務理事 牧野剛
▽食品産業新聞社代表取締役社長 馬上直樹

〈食品産業新聞 2024年12月2日付より〉

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食品・食料に関する事件、事故が発生するたびに、消費者の食品及び食品業界に対する安心・安全への関心が高っています。また、日本の人口減少が現実のものとなる一方、食品企業や食料制度のグローバル化は急ピッチで進んでいます。さらに環境問題は食料の生産、流通、加工、消費に密接に関連していくことでしょう。食品産業新聞ではこうした日々変化する食品業界の動きや、業界が直面する問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、解説、提言を行っております。

創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
主な読者:
食品メーカー、食品卸、食品量販店(スーパー、コンビニエンスストアなど)、商社、外食、行政機関など
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