「吉野家のやさしいごはん」で食べる楽しみの幅を広げる/吉野家「吉野家牛丼レクリエーション」【食品産業技術功労賞】

高齢になると、咀嚼・嚥下能力が低下し、通常食が食べられなくなり、食欲も低下するため、高齢者の低栄養が課題となっている。
そのような中、吉野家は牛丼をいつまでもおいしく食べられるよう、柔らかく加工した「吉野家のやさしいごはん」を、介護施設などで楽しく食べるレクリエーションを全国各地で開催している。
デイサービスなど介護施設で、施設利用者が楽しく介護スタッフとともに調理を行い、吉野家の牛丼を食べる取り組みを通じて、牛丼のおいしさとともに、楽しく食べる食のすばらしさを伝えている。
2017年度から全国累計1万以上の病院・施設で介護に関連したイベントで「吉野家のやさしいごはん」を提供。
コロナ禍ではなかなか実施できなかったが、コロナが明けて、団塊の世代が後期高齢者に突入する2025年が迫る中、全国的に、介護施設などへの導入が進んでいる。
「食品産業技術功労賞」は、食品産業新聞社が1971年から実施する顕彰事業。食品産業の発展に著しく貢献した企業、または個人、団体を顕彰するもの。部門は、「商品・技術部門」「資材・機器・システム部門」「マーケティング部門」「サステナビリティ部門」「国際部門」「地域創生部門」の6つがある(2024年時点)。
「第54回 食品産業技術功労賞審査」の選考委員(敬称略)
▽一般財団法人食品産業センター理事長 荒川隆
▽国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門所長 髙橋清也
▽国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所理事国立健康・栄養研究所所長 瀧本秀美
▽独立行政法人酒類総合研究所理事長 福田央
▽独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)農林水産・食品部長 森下興
▽日本チェーンストア協会専務理事 牧野剛
▽食品産業新聞社代表取締役社長 馬上直樹
〈食品産業新聞 2024年12月2日付より〉