オイシックスとシダックス、共同で職域食堂「雨晴食堂」をオープン

オイシックス・ラ・大地と、シダックスグループで社員食堂などを運営するシダックスコントラクトフードサービスは3月3日、複合施設「ゲートシティ大崎」(東京都品川区大崎)に「雨晴(あめはれ)食堂」をオープンする。
オイシックス・ラ・大地をはじめ「ゲートシティ大崎」に入居する企業だけでなく、一般利用も可能な職域食堂だ。両社の共同運営は初めて。オイシックス・ラ・大地は契約する生産者の野菜や業務用ミールキットを提供し、シダックスコントラクトフードサービスが食堂を受託運営する。食堂の空間デザインは、オイシックス・ラ・大地の子会社ノンピが手がけた。

営業時間は、11:30~14:00と17:30~22:00。ランチは、Oisixのミールキットを定食スタイルで提供する「Oisix定食」のほか、ハンバーグや丼ものなど定番のメニューを用意。また、20種類以上の野菜がとれる主食・スープ付きの「Oisixサラダバー」も用意した。
ディナーは、「昔ながらの醬油唐揚げ」や、規格外野菜が主役の「ねぎっぽのアヒージョ」など食堂・居酒屋メニューを提供する。Oisixこだわりの野菜やフルーツを活用したオリジナルサワーやノンアルコールドリンクなどもある。その他、「ゲートシティ大崎」の入居企業とコラボしたメニューとともに、季節限定の食材を活用したメニューなどを、イベント食として提供する予定だ。
また、食堂内部を3つのゾーンに分けた空間演出も特徴となっている。開放感のある空間、木のぬくもりを感じる柔らかな雰囲気の空間、明るい緑あふれる空間をイメージし、「いつ、誰が、どんなときに来ても居心地の良い食堂」を目指したという。
「雨晴食堂」では、オイシックス・ラ・大地の業務用ミールキットと、シダックスの65年以上にわたる給食運営のノウハウを活用し、「タイパ給食」を掲げて、高い満足度と運営費用削減の両立を図る。
シダックスコントラクトフードサービスの堤祐輔社長は、「当社は事業所給食の中でも、工場内の食堂などを中心に受託運営してきた。今後は『雨晴食堂』を皮切りに、オフィスや職域食堂への事業拡大を図る」と展望を語った。