UCCグループの「TOBY’S ESTATE」、世界最高のコーヒーショップに選出

世界中のコーヒー愛好家と業界関係者が選ぶ“最高のカフェ”ランキングで、オーストラリア発の「TOBY’S ESTATE」が1位を獲得した。現在UCCグループの一員である同ブランドは、品質へのこだわりと革新性で高く評価されたという。日本でも2026年に出店する計画だ。
UCCホールディングスは3月6日、UCCグループのオーストラリア発スペシャルティコーヒーロースター「TOBY’S ESTATE(トビーズエステート)」が、2月17日にスペイン/マドリッドで開催されたコーヒーイベント「Coffee Fest」が主催する「THE WORLD’S 100BEST COFFEE SHOPS 2025」で、1位に選ばれたと発表した。
同社ゼネラルマネージャーの Jody Leslie氏は受賞について次のように話す。 「このような賞を頂けて、本当に感激しています。TOBY’Sでは、高品質なコーヒー・一貫性・サービスに誇りを持っています。世界最高のコーヒーショップとして認められたことに、チーム全員が興奮を隠せません。私たちは最高品質の生豆を調達し、経験豊かで情熱的なロースターと献身的なバリスタが、最高品質で最も安定したカップをお届けします。 私たちはコーヒーに生き、コーヒーを愛し、私たちの仕事とその方法をお客様と分かち合うことを大切にしています」。

「TOBY’S ESTATE」は、2001年に創業した、オーストラリアにおけるスペシャルティコーヒーロースターのパイオニアブランド。同社によれば、味へこだわり、一貫性にこだわり、農家からバリスタまで世界中のすべての人々を家族のように扱うことにこだわっているという。来店客とバリスタの間の壁を取り払い、他では味わえないコーヒー体験を提供する体験型店舗となっている。
カフェ事業だけでなく、業務用・家庭用レギュラーコーヒーの製造・販売からコーヒーマシンの販売・レンタルまで世界8カ国・73店舗を展開しており、オーストラリアではスペシャルティコーヒーブランドとして知られている。2022年にUCCグループが全株式を取得したことにより、UCCグループに加わった。
今回の調査である「THE WORLD’S 100BEST COFFEE SHOPS 2025」は、世界14000のカフェを対象に、世界中のコーヒー愛好家とスペシャルティコーヒー専門家、業界関係者が「あらゆる面でコーヒー体験が優れたショップ」を評価する調査である。 評価項目は、コーヒーの品質やバリスタの専門性、そしてカスタマーサービスや店内の環境と雰囲気、フード・ペストリーの品質、さらにはイノベーションやサステナビリティ活動についても評価されるという。
UCCグループは、グローバルに事業を展開しており、世界最大のコーヒー市場「欧州」ではイギリスの地域統括会社のもと、8カ国(イギリス、スペイン、オランダ、スイス、フランス、ドイツ、ポルトガル、アイルランド)に、近年成長が著しいアジアのコーヒー市場では、9の国と地域(シンガポール、フィリピン、マレーシア、中国、香港、台湾、タイ、インドネシア、ベトナム)に、そして2022年からはオーストラリア、ニュージーランドでも事業を展開している。
【TOBY’S ESTATEについて】
2001年に創業した、オーストラリアにおけるスペシャルティコーヒーロースターのパイオニア。カフェ事業にくわえて、業務用・家庭用コーヒーの製造・販売やコーヒーマシンの販売・レンタルなども手掛けている。店舗展開はオーストラリア・シドニーを中心に、シンガポール、インドネシア、フィリピン、クウェート、サウジアラビア、カタール、UAEにも進出し、73店舗まで拡大している。(2025年2月末時点)