【需給俯瞰】7年産主食用米は「増」は東日本中心に19産地=1月末作付意向

〈主食用128.2万ha、飼料用一般品種→主食用転換か〉
農林水産省は3月19日、7年産米などの都道府県別作付意向(1月末時点)を公表した。令和7年産から前年産との増減を示す矢印情報に加えて、面積を公表している。矢印は主食用のみ公表。
令和6年産実績と比べた主食用の作付面積は+2.3万ha。都道府県別では「増加」が19産地となり、内訳は北海道/東北/北陸が中心。一方、「減少」は4産地で奈良/和歌山/香川/大分。西日本では前年並みが目立つ。
戦略作物に目を向けると、飼料用/加工用/麦/大豆で「減少」意向が強い。買入入札が延期されている備蓄米も「減少」意向。特に加工用/飼料用米を減らして主食用米を増加/維持する産地が多く、飼料用米の「増加」は0産地。「飼料用米の一般品種/専用品種の内訳は営農計画を待たないと判明しないが、一般品種→主食用に転換するのではないだろうか」としている。


〈米麦日報 3月21日付〉