ファミリーマート、しっとりもちもち食感の「白生パン」3品を新発売

(左から)商品本部スイーツ部の鈴木副部長、吉田鋼太郎氏
(左から)商品本部スイーツ部の鈴木副部長、吉田鋼太郎氏

ファミリーマートは3月25日から、「ファミマルBakery(ファミマルベーカリー)」の「生」シリーズから「白生(しろなま)パン」として「白生コッペパン(つぶつぶいちご&ホワイトチョコ)」「白生クロワッサン(ダブル生チョコ)」「白生フランスパン(北海道産ダブル練乳ミルク)」の3品を投入する。同社人気商品「白生コッペパン」の新フレーバーと、しっとりもちもちとした食感が楽しめる新しいクロワッサン・フランスパンを提案する。価格はいずれも156円(税込168円)。

発売日の3月25日からは、吉田鋼太郎さんと八木莉可子さんが出演する新テレビCM「白生パン誕生」篇も一部地域を除く全国で放映している。

ファミリーマートが2024年から販売開始した「生」シリーズは、生クリームを加えて焼き上げる独自の工夫でしっとりもちもちとした食感に仕上げているのが特徴。新しい食感が評価され、累計販売2億6,000万食を突破したという。そこで同社では、しっとりもちもちとした食感の生地はそのままに、美味しさと見た目が伝わりやすい「白」色を取り入れて「白生パン」として新商品を展開する。

「ファミマルBakery(ファミマルベーカリー)」の「生」シリーズ「白生(しろなま)パン」として「白生コッペパン(つぶつぶいちご&ホワイトチョコ)」「白生クロワッサン(ダブル生チョコ)」「白生フランスパン(北海道産ダブル練乳ミルク)」
「ファミマルBakery(ファミマルベーカリー)」の「生」シリーズ「白生(しろなま)パン」として「白生コッペパン(つぶつぶいちご&ホワイトチョコ)」「白生クロワッサン(ダブル生チョコ)」「白生フランスパン(北海道産ダブル練乳ミルク)」

「白生コッペパン(つぶつぶいちご&ホワイトチョコ)」は、つぶつぶとした食感のいちごの果肉入りホイップとホワイトチョコクリームをサンドし、春らしさの感じられるいちごの風味とホワイトチョコの甘さをバランスよく楽しめる一品に仕上げた。

「白生クロワッサン(ダブル生チョコ)」は、生クリームを配合したクロワッサン生地を使用し、しっとりもちもちとした新食感に仕上げた。生クリーム入りのチョコクリームと生クリーム入りのチョコホイップの2種類を使用し、異なる口どけが楽しめる贅沢な味わい。

「白生フランスパン(北海道産ダブル練乳ミルク)」は、生クリームを加えたフランスパン生地を低温で焼き上げ、しっとりもちもち食感のフランスパンに仕上げた。北海道産練乳を使用したミルククリームとミルクホイップの2種類をサンドしたミルクのコクが楽しめる。

〈2025年度方針、価格戦略とスイーツパンを継続、「白生コッペパン」定番化目指す〉

ファミリーマートは3月24日、本社で発表会・試食会を開催し、商品本部スイーツ部鈴木崇義副部長が25年度パンカテゴリ戦略・方針および新商品概要について説明した。

同社では、継続している基本方針として「定番商品をさらにおいしく『驚き』を作る」を掲げている。誰もが食べたことがある定番商品で「新たな製品開発によるおいしさの向上」と「従来にはないギャップ」の2点を追求することで、常識にとらわれない新商品を展開していくというもの。

同社の2024年度パンカテゴリの売上状況は、前年比5%増、コロナ前の2019年比では13%増と過去最高の売上を更新した。

好調の要因について、低・中・高の3つの価格帯をバランスよく揃え幅広いニーズに応えられていること、パンとしては高単価だが、スイーツの代わりとしても楽しめるスイーツパンが好調に推移していること、生クリームを加えて焼き上げた「生」シリーズが支持を得られていること――を挙げた。

これらを踏まえて2025年度方針として▽価格戦略▽スイーツパン継続展開▽白生パン新登場――の3つを掲げる。

価格戦略として引き続き3つの価格帯で幅広いニーズに応えていく。低価格帯は新商品を展開し、併買しやすい価格で数量アップを狙う。中価格帯では、定番商品の継続展開や新たな定番商品の育成を進めていき、定番のおいしさを訴求していく。高価格帯では、高価格マルチパンの育成やスイーツパンの展開で一品単価アップを図る。

スイーツとパンの両方を兼ねることができるスイーツパンについては、スイーツ並みに贅沢感のある商品をパン価格で提供することで、コスパ・タイパに優れた商品として継続して訴求していく。施策後に女性比率がアップしていることから、パンカテゴリにおける新規顧客層の獲得にもつなげていきたい構えだ。

今春は2024年に発売した「生」シリーズに食感を想像しやすい「白」を取り入れた「白生パン」を発売。菓子パンのカテゴリーで「白生コッペパン」の定番化を目指す。同社では今後も新商品を展開予定だという。

〈米麦日報 3月25日付〉

媒体情報

米麦日報

米・精麦・小麦粉及び小麦粉二次加工製品の専門情報が詳細に分かる日刊紙

米麦日報

日本の主要食糧と言われるのが米と麦です。「米麦日報」は、この米・麦に関する専門情報を昭和34年(1959年)の創刊以来50年間、一貫して報じてきました。ともに、国家管理物資として長年、統制されてきました。近年、徐々に自由化への転換が図られ、そのつど規制する制度の変更が行われており、その内容をつぶさに、解説も交えて分かりやすく、かつ専門的に伝えております。このほか、米麦の需給、価格、市場の動向など、正確かつ迅速な報道に努めています。米麦業界における「クォリティペーパー」として信頼される専門日刊紙です。

創刊:
昭和34年(1959年)3月
発行:
昭和34年(1959年)3月
体裁:
A4判 11ページ
主な読者:
米穀卸・小売、産地JA県本部・経済連、製粉メーカー、小麦粉卸、パン・麺・菓子メーカー・卸、行政機関、商社、外食など
発送:
東京、大阪の主要部は直配(当日朝配達)、その他地域は第3種郵便による配送 *希望によりFAX配信も行います(実費加算)
購読料:
3ヵ月=本体価格29,106円(税込)6ヵ月=本体価格57,856円(税込)1年=本体価格112,028円(税込)