ジャスミン茶の人気高まる マイボトル用投入などラインアップ強化へ/伊藤園
伊藤園は、市場で人気が高まっているジャスミン茶の強化に取り組み、製品ラインアップを充実させている。
働き方改革や女性の社会進出を背景に、忙しい日常生活でリラックスやリフレッシュを求める生活者が増えたことから、心地よい香りと心やすらぐやさしい味わいからジャスミン茶は人気となっている。飲用目的が止渇性だけでなく、気分転換や癒しなどを求めているのが特徴だ。昨今、茶系飲料の中で飲用が拡大する「ほうじ茶」のような存在になる可能性もある。
ジャスミン茶市場は、この5年間で、飲料が約50%増となり、リーフが約35%増となった。伊藤園も飲料で2ケタ増、ティーバッグで約50%増と伸長している。
同社はジャスミン茶市場のさらなる拡大に向け、飲料で「Relax(リラックス)ジャスミンティー」(500ml/2LPET他)をリニューアルし、9月3日から順次発売する。また、生活者の多様なニーズに合わせ、同日からホット専用の「あたたまる Relax ジャスミンティー」(275mlPET他)と、ティーバッグの「Relax ジャスミン茶」(30袋入、1L用)もラインアップした。
さらに、ティーバッグでは、マイボトルに入れたままおいしさをキープできる「KEEP IN MY BOTTLE(キープインマイボトル)」シリーズで「ジャスミンティー」を投入(9月17日発売)。パッケージは、チャック付きスタンドパックを採用し利便性を高めている。
「KEEP IN MY BOTTLE(キープインマイボトル)」シリーズ(伊藤園)
マイボトルの保有率が、急須を上回るというインターネットの調査結果もあり、時代に合った新しいお茶の楽しみ方といえそうだ。
〈食品産業新聞 2018年8月27日付より〉