小型冷蔵庫でコカ・コーラの飲料提供 自販機を置けない小規模オフィスに「Coke mini」
コカ・コーラ ボトラーズジャパン(CCBJI)は11月6日、自動販売機を設置する場所が取れない小規模オフィス向けに、飲料提供の新サービス「Coke mini(コーク ミニ)」を展開すると発表、サービスを先行導入しているミライユ社(東京都新宿区・岡田侑也社長、人材紹介業などを展開)のオフィスでお披露目式を開催した。
「Coke mini」は、オフィス内に500mlPETボトルで容量約40本の小型冷蔵庫を設置し、QRコード決済(LINE Pay・楽天Pay)による完全キャッシュレスで商品を提供するサービス。大きな場所を取らず設置費用も無いため、事業者は気軽に導入でき、飲料を買うために外出する従業員の負担を削減できる。
QRコードを記載したボードから、LINE Pay・楽天Payを利用して支払いを行う
お披露目式の席上、CCBJIベンディング戦略プロジェクト成長戦略チームの坂井憲治担当部長は、「商品補充は既存ルートを使い、設置先のお客様自身で冷蔵庫に入れてもらう。売上は週販25本~50本程度を見込む。統計上、従業員数10人以上30人未満の事業所は全国に88.2万軒あり、総従業員数は1,400万人で需要があることは分かっている。年内に都内で60件を設置して課題を見極め、来年以降はエリアを拡大し、それなりの規模で展開したい」などと述べた。ミライユ社の岡田社長は、「従来、社員は飲み物を買うための外出で5~10分をロスしていた、導入後、社員からは“仕事の集中力が途切れない”という声があり、満足度は高い。若い社員が多いこともあり、QR決済のハードルも意外と低かった」などと語った。