業界初、「アリペイ」対応自販機を開始、訪日外国人の利便性向上/伊藤園
伊藤園は、Alipay(アリペイ)のモバイル決済と、交通系を含む各種電子マネーに対応した新たな自動販売機を、11月から全国で展開している。これは、専用の端末機を取付けることで、アリペイ・交通系電子マネーの決済に対応したもの。同社によればアリペイ対応自販機は「業界初」という。同社は現時点で10台設置しており、そのうち3台は訪日外国人でにぎわう浅草寺(東京都台東区)に設置。当面1000台を目標に活動する。
対象の自動販売機では、決済手順を中国語で表記(伊藤園)
同端末機は、表示されるQRコードをスマートフォンにて読み取ることでアリペイによる決済が可能で、交通系を含む各種電子マネーによる非接触型の決済にも対応している。今後は、観光施設や都市部を中心に全国で展開し、今後さらなる増加が見込まれる訪日外国人観光客への利便性向上と、国内におけるキャッシュレス化の推進に向けた決済方法の多様化にいち早く対応することで、同社自販機の価値向上を図る。
アリペイは、世界最大規模のモバイル及びオンライン決済プラットフォーム。中国におけるアリペイのアクティブユーザー数は7億人以上で、海外でも中国人向けのオフライン決済サービスを40の国と地域で提供している。