コカ・コーラボトラーズジャパンHD社長交代、前イーストジャパン社長のカリン・ドラガン氏が新社長に

カリン・ドラガン氏
コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(CCBJH)は14日、今年3月26日付で吉松民雄代表取締役社長が取締役会長に就任し、現在、ザ コカ・コーラカンパニーボトリング投資(インベストメント)グループ(BIG)のプレジデントを務めるカリン・ドラガン氏がCCBJH代表取締役社長に就任することが内定したと発表した。正式決定は、同日の定時株主総会後となる。なお、ドラガン氏は3月1日付で同社執行役員副社長に就任する。

吉松現社長は、「かつてない規模のボトラーとなったコカ・コーラボトラーズジャパンの設立・統合を率いてこられたことは、たいへん名誉かつ光栄なことでした。2年という短期間に歴史的なスピードで統合を成し遂げつつ、国内最大のボトラーとして、コカ・コーラシステムをリードする立場に相応しい実力を備えた企業となりました。一方、経営環境の変化による新たな課題などを総合的に判断し、新しいリーダーたちに当社のかじ取りを託すべきと考えました。新社長となるカリン・ドラガン氏は、日本国内および海外のコカ・コーラボトラーでの豊富なマネジメント経験を有しており、この基盤を引き継ぎさらに発展させてくれるものと確信しています。今後は、取締役会長としてドラガン氏と新経営陣を全面的にサポートしていきます」としている。

また、代表取締役副社長CFOのヴィカス・ティク氏は退任し、同日付でビヨン・ウルゲネス氏が代表取締役副社長兼CFO兼財務本部長に就任する。ウルゲネス氏は、2018年10月にCCBJH上席執行役員財務本部長に就任。現在兼務している、同社子会社コカ・コーラボトラーズジャパンビジネスサービスの代表取締役社長は継続する。なお、ティク氏は引き続き執行役員経営戦略本部長を務める。

日本コカ・コーラ社のホルヘ・ガルドゥニョ社長は、「大きな功績を残された吉松社長に心からの敬意を表すると同時にドラガン氏へのサポートを表明したいと思います」とコメントを寄せている。

【カリン・ドラガン新社長の略歴】 
▽1966年10月24日生まれ▽出身地=ルーマニア ティミショアラ市▽最終学歴=ティミショアラ工科大学工学部卒(1992年)▽1993年6月 コカ・コーラ レバンティス入社▽2000年1月 コカ・コーラヘレニック ボトリング カンパニー入社▽2005年1月 同社ルーマニア・モルドバ共和国担当ゼネラルマネジャー兼アドミニストレーター▽2011年7月 コカ・コーラウエスト社専務執行役員▽2012年3月同社代表取締役副社長▽2013年7月 コカ・コーライーストジャパン代表取締役社長▽2017年5月 ザ コカ・コーラカンパニー ボトリング投資グループリージョナルディレクター▽2018年1月 同ボトリング投資グループ プレジデント。