お酢ドリンク市場好調、テレビ番組での紹介が追い風 生産量は約3割増
Mizkanは、飲用酢が前年比約3割増で推移し、500mlの濃縮タイプ8品と、1Lのストレートタイプ9品を展開中。トライアルしやすいストレートタイプが特に好調で、 国産玄米を100%使って醸造した黒酢に果汁を加えた「ブルーベリー黒酢」や「りんご黒酢」などが、飲みやすさから人気を集めているという。
タマノイ酢も売り上げが増加傾向にある。主力品の「はちみつ黒酢ダイエット」(125ml紙/900mlPET)だけでなく、「はちみつりんご酢ダイエット」(125ml紙)も、テレビ番組でリンゴ酢が何度も取り上げられた影響から、「大きくジャンプアップしている」(同社)状況。今後、メイン2品のバリエーション拡大も検討するという。
ヤクルト本社が展開するトクホ飲料「黒酢ドリンク」(125ml紙)は、前年比約10%増と好調。鹿児島県霧島市福山町産のつぼ造り黒酢を含む純米熟成黒酢と、紀州南高梅を使用したうめ果汁を組み合わせたすっきりした味わいでリピーターの多いことが特徴だ。許可表示は「本品はガラクトオリゴ糖が含まれておりビフィズス菌を増やして腸内の環境を良好に保つので、おなかの調子を整えます」。カロリーは1本あたり23kcalに抑えた。なお、1Lタイプも展開している。
伊藤園は、「黒酢で活性」(200ml紙)の販売伸長が続く。国産黒酢を大さじ一杯(15cc)分含有した素材由来のやさしい味わい。ビタミンB1・B6が摂取できる栄養機能食品だ。
〈食品産業新聞 2019年3月21日号〉