「海ごみゼロウィーク」キックオフに清涼飲料団体やセブン‐イレブン、海上保安庁など400名超が参加/神奈川・江ノ島
環境省と日本財団の海洋ごみ対策を目的とした全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク」が、5月30日(ごみゼロの日)からスタートした。これは、6月8日(世界海洋デー)まで海洋ごみ削減のためのアクションを一斉に行うもの。全国約1300カ所、約43万人が参加を予定しているという。
同日には、神奈川県藤沢市の江ノ島・弁天橋下の海岸で行ったビーチ清掃イベント「海ごみゼロウィーク キックオフイベント」が開催された。同イベントには、環境省の原田大臣をはじめ、日本財団・尾形理事長、また参加協力団体として全国清涼飲料連合会(全清飲)、セブン‐イレブン・ジャパン、日本マクドナルド、海上保安庁、さらにふじさわ観光親善大使・つるの剛士さんや藤沢市・鈴木市長など、一般の参加者を加えて総勢428名が参加した。
全清飲 堀口英樹会長
原田環境大臣は、「キックオフとなる江ノ島での清掃活動をきっかけに、海洋プラスチック問題や日々のプラスチックとの賢い付き合い方を考えていただきたい。こうした取り組みが日本全国、そして世界に広がるように、皆様と一緒に汗をかきたい」と話した。
全清飲の理事らと参加した堀口英樹会長(キリンビバレッジ社長)は挨拶で、「以前より、飲み終わった容器の散乱防止や容器自体の軽量化、リサイクルなど3Rに取り組み、日本としても世界に誇れる高いリサイクル率ではあるものの、いまだ、海岸には多くのPETボトルや缶・ビンが散乱しております。そのような状況を踏まえ、さらなる向上を目指して昨年11月に“清涼飲料業界 プラスチック資源循環宣言”を行い、お客様、政府、自治体、関連団体と連携し、業界が一丸となり2030年度までにPETボトルの100%有効利用を目指す事を公表しました。今日も、環境省、日本財団の呼びかけにより、ごみゼロウォークが国民運動として盛り上がっていることに、心から感謝しています。私たちも皆様とともに、ひとつひとつ拾っていきたいと思います」と話した。
全清飲では、「清涼飲料業界 クリーンアクション2019みんなで海ごみゼロを目指して」として、5~6月の期間に、会員社において400カ所7500名が事業所周辺で清掃活動を実施するとともに、6月1日には100名強で同じく江ノ島に集結して清掃活動を行う。引き続き、海ごみゼロを目指して活動を実施する考え。
全清飲では「清涼飲料業界 クリーンアクション2019みんなで海ごみゼロを目指して」と称し海ごみゼロを目指して活動する