“頭の働き”をサポートする飲料、「カルピス」「ワンダ」「ウェルチ」などブランド横断で展開/アサヒ飲料「はたらくアタマに」シリーズ

アサヒ飲料「はたらくアタマに」シリーズ
〈身近な飲料で働き方改革への貢献目指す〉
アサヒ飲料は、機能性表示食品の飲料「はたらくアタマに」シリーズを、「カルピス」や「ワンダ」などのブランド横断で今秋から全国発売する。

“認知機能の一つである注意力(事務作業の速度と正確さ)の維持と計算作業の効率維持に役立つ”ことが報告されている「ラクトノナデカペプチド」を機能性関与成分として配合していることが特徴。これは「カルピス」の発酵の過程で、乳酸菌により生み出された新しい成分という。なお、“注意力の維持”と“計算作業の効率維持”の2つを訴求した機能性表示食品は初めてとなる。

ラインアップは5品あり、9月10日から発売される
▽「はたらくアタマに」ラクトノナデカペプチドドリンク(100mlPET/128円、以下全て税別価格)
▽「『ワンダ』はたらくアタマに/アシスト」ブラック(400gボトル缶/140円)
▽「はたらくアタマに」抹茶ラテ(370gボトル缶/150円、260gボトル缶/139円)
――の3品と、

10月15日から発売される
▽「はたらくアタマに/サポートカルピス」(500mlPET/150円)
▽「はたらくアタマに/ウェルチ」スマートスタート(430mlPET/140円)
――の2品。

1つの素材を、ブランドを活用しながら5つのカテゴリーで展開するのは、飲料業界の中でも初めての試みだ。

アサヒ飲料の岸上克彦社長は25日の発表会で、「健康に対するニーズの概念が広がっている。もちろん病気や疾病を治そうという商品ではないが、身近なところで飲んでいただいて、健康意識を高められるような位置付けの商品だ。これまでの健康飲料は、生活習慣病対策が主流だったが、お客様はさまざまな健康ニーズをお持ちである。そのような方々の身近に寄り添えるのが飲料の良さだと思っている」と話した。

新シリーズ「はたらくアタマに」は、働き方改革などで生産性向上ニーズが高まる中、“アタマのはたらき”を良い状態に保ち、効率よく働けることは広く世の中の関心ごととなりうることから開発されたという。

同社マーケティング本部の粟屋知信健康戦略部長は、「おいしく、日常的に取り入れられる身近な飲料として、カテゴリー、ブランド横断のシリーズ展開を行う。既存ブランドを活用したのは、普段おいしく飲んでいる飲料に、“アタマのはたらきをサポートする成分”が配合されているという方が理解されやすいと考えた」と語った。アサヒ飲料は、新たな健康領域の提案として今回の「はたらくアタマに」シリーズ5品を展開し、年内100万箱の販売を目指す。

「はたらくアタマに」シリーズのニーズ(アサヒ飲料 資料)

「はたらくアタマに」シリーズのニーズ(アサヒ飲料 資料)