紅茶と生オレンジ果実を一緒に抽出、新感覚フルーツティー「TEAs’TEA NEW AUTHENTIC 生オレンジティー」誕生/伊藤園
カフェでは女性の5人に1人が紅茶を飲まれているのに、PET飲料では紅茶を選ばない人が多い傾向にある。そのギャップを解決することを目指した紅茶飲料が誕生する。
伊藤園は、生のオレンジスライスを紅茶と一緒に抽出した新感覚の紅茶飲料「TEAs’TEA NEW AUTHENTIC(ティーズ ティー ニュー オーセンティック)生オレンジティー」(500mlPET/140円税別、自販用280mlPET/115円税別)を8月5日から発売する。
フルーツティーは、若い女性を中心にカフェやティースタンドなどで最近人気になっている。また、紅茶飲料市場は、各社の積極的な商品投入で2019年1-6月販売実績が前年比9.6%増となった注目市場でもあり、話題を呼ぶ商品となりそうだ。
新商品は、紅茶と相性の良いオレンジの味わいと心地よい香りを引き出すため、生果実(オレンジ)を紅茶と一緒に抽出する新製法の「生オレンジ抽出製法」を採用。紅茶に果汁をブレンドしただけの、これまでの果汁入り紅茶飲料とは一線を画している。香料無添加、カロリーオフ(18kcal/100ml)の設計。
伊藤園マーケティング本部の相澤治ブランドマネジャーは、「カフェでもお客様の5人に1人は紅茶を飲んでいる。また、4000人を対象にした調査では、RTD以外における紅茶の飲用者は、女性が61%、男性が39%となっており、紅茶は女性に支持される飲み物といえる。しかし、PETボトルの紅茶飲料の飲用者の男女の割合は、女性が48%、男性52%で、特にレモンやミルクティーは男性が6割程度(14000名対象の実購買データ)を占めており、ギャップが生じている」と話す。
※RTD=Ready To Drink。フタを開ければそのまま飲める缶やPETボトル入りの飲料。
新商品では、このギャップに注目して、フルーツティー飲料の常識を変えることを目指し、ショップの紅茶のような、甘すぎない自然な味わいと心地よい香りにしたという。相澤マネジャーは、「新しい味わいと製法のため課題が多かったが、ようやく商品化を実現できた。ティーポットでいれたような、本格的なフルーツティーを楽しんでいただきたい」とした。
「TEAs’TEA NEW AUTHENTIC 生オレンジティー」商品特長(伊藤園資料)
なお「TEAs’TEA」は、伊藤園が2002年、米国で初めて無糖飲料市場を開拓した際に立ち上げたティーブランド。2009年8月に「TEAs’TEA NEW YORK」として日本に逆輸入し、「ベルガモット&オレンジティー」を発売し、話題となった。新商品の「生オレンジティー」はブランド10年目の挑戦となる。ショップでしか紅茶を飲まなかった女性たちの新しい選択肢になるか注目だ。