日本のハーブティーの歴史を切り開いた「ポンパドール・ハーブティー」、日本上陸50周年/日本緑茶センター
ドイツ・ティーカネン社のハーブティー「ポンパドール」の国内総代理店として、日本緑茶センターは1969年に輸入を開始し、今年で日本発売50周年を迎えた。ハーブという言葉に馴染みのなかった時代にその魅力に着目し、日本のハーブティーの歴史をパイオニアとして切り開いてきた。
1882年の創業以来、ティーカネン社では高品質な紅茶の輸出を手がけており、その製茶技術や経験をもとに1913年に開発したのが「ポンパドール」だ。原料調達から製造、出荷までをティーカネン社が一貫して行っている。
誕生から100年以上経ち、50カ国以上へ進出。世界トップシェアのハーブティーブランドへと成長した。
現在、日本では10ティーバッグや20ティーバッグ、水出し、アソートなど約50アイテムを展開。売れ筋は発売当初から変わらず「カモミールフラワー」だ。
直近では初のオーガニックシリーズを投入し、ミレニアル世代を中心とする若年層へのアプローチを図るなど、老舗ブランドながら常に進化を続けている。
〈食品産業新聞 2019年12月2日付より〉