濃縮飲料を使って自宅で簡単かき氷、定番カルピスやコーヒーなど大人向けも充実

アサヒ飲料 CM「『カルピス』かき氷はじめました。」編
7月に入って気温が高まり、自宅でかき氷を楽しむ季節になってきた。かき氷専用のシロップもあるが、最近では気軽に濃縮飲料を使って楽しむ人が増えており、各社もそれに対応した提案を展開している。

定番品は、“かき氷×カルピス”の王道のコラボだ。長澤まさみさんが出演する「カルピス」のテレビCMでは、「『カルピス』かき氷はじめました。」編をWEBサイトで6月29日から先行公開しているが、「カルピス」を水で割って飲む以外の夏におすすめのアレンジを伝える内容となっている。 また、アサヒ飲料は7月21日から発売する「『カルピス』完熟パイン」(470mlプラスチックボトル)のパッケージ裏面で、家の中で簡単に作れる「カルピス」と相性ぴったりのかき氷レシピを記載している。

大人向けのかき氷には、濃縮タイプ飲料の「ボス カフェベース」(340mlPET)シリーズが合う。「焦がしキャラメル」や「紅茶ラテ」を適量かけ、そこにコンデンスミルクをたっぷりかけると濃厚な味わいが楽しめるという。サントリー食品インターナショナルの担当者は、「手間がかからず簡単に、紅茶やコーヒーなどの香り・コクを楽しめる本格・濃厚な“大人かき氷”を作れます」とする。

さっぱりとしたみずみずしい味わいには、希釈タイプの「キリン 世界のKitchenから ソルティライチベース」(500mlPET)がある。“ソルティライチの原液”としてファンの間で人気の製品で、かき氷にかければライチのやさしい甘みと香りが味わえる。キリンの担当者は「フルーツをのせれば見た目も楽しめます」と話す。

各社の濃縮タイプの飲料

各社の濃縮タイプの飲料

 
普段、牛乳や水で割って楽しむ濃縮飲料だからこそ、かき氷にかけても薄い味にならず、濃厚なおいしさが楽しめる。夏が過ぎても濃縮飲料として飲むことができて無駄にならないことも利点のひとつ。コロナ禍で在宅時間が増えたため濃縮飲料市場は拡大傾向にあるが、夏のかき氷でもその汎用性の高さを発揮しそうだ。