伊藤園「第31回 お~いお茶新俳句大賞」に約200万句、表彰式をオンライン開催、累計応募は3765万句
河本さんは自身の句について、現在小学生6年生の息子が低学年だった頃、風呂上がりに「天花粉(てんかふん)してえ」と寄ってきて、パフをくすぐったがる無邪気な様子と、「この命を守らねば」という親としての使命感を感じたことを表現したとコメントしている。
また、前回から開設された金子兜太賞には、千葉県の小林花菜さん(11歳)の作品「目に象が乗っているのかねむすぎる」が、今回から新設された新部門「新俳句フォトの部」大賞には、茨城県の鳴井柚紀さん(25歳)の作品「レモンかむ母の助言を裏切って」が選ばれた。
新部門「新俳句フォトの部」大賞作品の写真
「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」は、平成元年(1989年)にスタート。季語や定型などの俳句がもつ厳密なルールは問わず、感じたこと、思ったことを五・七・五のリズムに乗せて自由に表現できることが特徴。
第1回では約4万句だった応募数は年々増加し、現在ではおよそ200万句の応募を集める日本一の俳句創作コンテストになった。累計応募句数は約3765万1312句となっている。
2020年度は新型コロナウイルスの影響により、例年開催していた表彰式を取りやめ、初の試みとなるオンライン入賞作品発表会を開催。各入賞作品や全2000人の発表のほか、いとうせいこう氏、夏井いつき氏、宮部みゆき氏によるQ&Aコーナーを配信した。配信内容はアーカイブとしてYouTubeに保存されていて、「伊藤園 お~いお茶新俳句大賞」の特設サイトから視聴できる。
◆動画視聴=「伊藤園 お~いお茶新俳句大賞」特設サイト
https://www.itoen-shinhaiku.jp/