「サントリー天然水」の体験型施設、「北アルプス信濃の森工場」にオープン サントリー食品インターナショナル

ブランド体験施設内の展示
サントリー食品インターナショナルは、「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」(長野県大町市)のブランド体験型施設を、一般客向けに5月14日からオープンする。

「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」は、生産拠点という役割に加え、「サントリー天然水」の魅力を五感で感じられるようなブランド体験型施設としての役割を担う。「サントリー天然水」や「北アルプス」の水源、水の大切さについて、展示やシアタールーム、広場や展望テラスなどで楽しく学べることが特徴となっている。

サントリー食品インターナショナルは、4月25日に施設のお披露目会を開催した。ブランド開発事業部の平川青澄氏は次のように語る。「この施設でサントリー天然水の“清冽さ”を体験・体感いただきたい。店頭で見かける製品が、どのような場所で、どんな想いで作られているか体験いただければ」。

伝えたいポイントは3つあるという。自然豊かなフィールド全体で水源の心地良さを感じてもらうこと。施設の各所にある体験や体感型コンテンツを通じて、ものづくりへのこだわりを知ってもらうこと。工場の環境対応や、施設のカフェで地元食材を使うことなどによる地域との共生を伝えることである。

施設の見どころは、まず駐車場を降りてから主要拠点までの、散歩道や青い光に包まれたトンネルだ。参加者は自然を感じて、自身が天然水の一部になった気持ちが楽しめる。そして、見学者の拠点となる「天然水ハウス」では、水にまつわる各種展示があるほか、独自グッズを販売している。

工場の隣にある広場

工場の敷地内にある広場

 
ものづくり棟では、天然水の旅を紹介するシアタールームや、山のジオラマで自然と天然水のつながりを説明する仕掛けなどがある。さらに、製造部分を見学できる「コックピット」は、モニターで自分の気になる製造工程を選んで見ることができる。

工場の見学通路

ものづくり棟の見学通路

 
「アルプステラス」では、天然水のラベルに描かれている餓鬼岳(がきだけ)を望むことができる。授乳室からも同じ展望が広がるため、家族連れも楽しめそうだ。
 
そして、広場の脇に併設したカフェでは、地元の食材を使ったホットドッグやポタージュ、天然水を使用したかき氷などを用意している。

広場横のカフェ

広場横のカフェでは、季節に合わせ、かき氷やドリンクが楽しめる

 
「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」の澤田元充工場長は次のように話す。「高効率で高品質なものづくりの現場をつくるのは当然ながら、“清冽な天然水”のブランド体験ができる場所を目指した。次世代にしっかり残していく意味も込めて、“未来へつづく物語”という言葉をコンセプトにしている」
 
【工場の概要】
▽名称
サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場
 
▽住所
〒398−0004 長野県大町市常盤8071−1
 
▽オープン日
2022年5月14日(土)
 
▽工場見学ツアー参加費
無料
 
▽休業日
月曜日・火曜日・工場休業日等(冬季休業・臨時休業あり)
 ※冬季休業:1〜3月、12月
 ※時期によって変更になる可能性あり。
 
▽営業時間
9:30〜16:30(最終入場15:30)
 
▽アクセス
〈車の場合〉長野自動車道「安曇野インター」から約35分
〈電車の場合〉JR大糸線 信濃大町駅からタクシーで約15分
 
▽工場見学ツアーの予約方法
インターネット、または電話による前日までの事前予約が必要