キリンビバレッジ プラズマ乳酸菌入り飲料で前年比5割増・1000万箱を目標に、新商品は「キリン おいしい免疫ケア」/2023年事業方針
キリンビバレッジは1月25日、都内で行った事業方針発表会で、プラズマ乳酸菌入り飲料の2023年販売数量目標について前年比153%の1010万箱にしたと発表した。
2022年は機能性表示食品の「キリン iMUSE(イミューズ)」500mlペットボトル3品の好調や、新商品の「キリン iMUSE 朝の免疫ケア」100mlペットボトルの投入もあり、前年比123%の659万箱を販売していた。
今年は新商品として、3月28日にプラズマ乳酸菌1000億個を配合した機能性表示食品の「キリン おいしい免疫ケア」(100mlペットボトル/139円税別、同6本パック/834円税別)を発売し、朝に限らず幅広いシーンに訴求していく。
また、リニューアルは、3月21日に「キリン 生茶 免疫ケア」(525mlペットボトル/163円税別)を発売し、4月4日からは新たに280mlペットボトル商品を自販機へも投入する。さらに、「キリン iMUSE 免疫ケアウォーター」(500mlペットボトル/163円税別)は、商品特徴が分かりやすく伝わるネーミングに刷新する。
キリンビバレッジは、新たに「お客様との約束」を制定し、“お客様の毎日に、おいしい健康を。”を掲げた。その中心となるのが、プラズマ乳酸菌の飲料で、同社は健康価値を軸とした高収益飲料事業への転換を図るとしている。
キリンビバレッジの吉村透留社長は、次のように語る。「当社は、健康を真剣に考える会社として、ヘルスサイエンスの領域に成長のバネがあると思っている。唯一無二の素材であるプラズマ乳酸菌をいかに成長させ、健康という社会課題にどれだけ応えられるかが重要だ」。
「プラズマ乳酸菌入り飲料の23年の販売数量目標は、1000万箱超と高く設定している。この素材を使った商品をとにかく成長させることが(健康に貢献する)大きな軸だと考えた。今後もいろいろな形で関連商品の展開を考えている」。
なお、キリンビバレッジの2023年販売数量計画は、清涼飲料計で前年比102%の2億540万箱とした。同社は飲料市場全体の見込みを98%としており、それよりも高い設定となる。既存の主要ブランドの販売計画は、「午後の紅茶」は前年比105%の5220万箱、「生茶」は同115%の3230万箱、「ファイア」は同101%の2200万箱としている。