「ボス」「デカビタC」など25年ぶり値上げ 缶・瓶42品目で改定率19~22%、2023年5月から/サントリー食品インターナショナル
サントリー食品インターナショナルは5月1日出荷分から、日本国内における缶と瓶容器の飲料商品について、一部を除き価格改定を実施する。
2月2日に発表したもの。サントリー食品インターナショナルにおける缶と瓶での価格改定は、「ボス」を値上げした1998年以来、25年ぶり。値上げ対象は缶と瓶商品の計42品目。価格改定率はメーカー希望小売価格ベースで19%~22%アップ。
「ボス レインボーマウンテンブレンド」(185g缶)、「ペプシ〈生〉ゼロ」(340ml缶)、「デカビタC」(210mlビン)は、現行価格の115円から新価格140円(税抜)になる。「C.C.レモン」(160ml缶)は70円から85円(税抜)になる。
同社では2022年10月1日、ペットボトルを中心に国内一部商品の価格改定を実施。生産性向上、コストダウン活動など、さまざまな企業努力と経営の合理化を進めてきたが、製造原価の大幅な悪化に伴い実施したものだという。
今回の缶・瓶を対象とする値上げは、従来の原材料コスト上昇の継続、さらなる関連コスト上昇による製造原価の悪化を要因に、「これまでの企業努力だけでは吸収できるレベルを超えてきていること」「今後も先行き不透明な状況が続くことが予想されること」から実施を決めたとする。
サントリー食品インターナショナルは、「今後も、企業努力による合理化を進め、一層のコスト削減を図り、高品質な商品を通じて、お客様に、より自然で、健康で、便利で、豊かなドリンキングライフを提供していきます」などとしている。