「カゴメトマトジュース」販売好調、機能性表示取得後の“リコピン”訴求が追い風
カゴメは、機能性表示食品「カゴメトマトジュース」の2022年出荷量が過去15年間で最大となったことを明らかにした。2008年比では279.3%まで拡大している。
「カゴメトマトジュース」は、1933年に発売したロングセラー商品。機能性表示食品の届け出表示は、「本品にはリコピンとGABAが含まれます。リコピンには血中HDL(善玉)コレステロールを増やす機能が、GABAには高めの血圧を下げる機能があることが報告されています。血中コレステロールが気になる方や血圧が高めの方におすすめです」となっている。
販売拡大の背景には、長年支持されてきたおいしさや栄養といった価値に加え、2016年から機能性表示食品になったことがある。
「リコピンの健康価値をお伝えできるようになり、健康意識の高い方の飲用が増えた」(カゴメ)。
直近1年間では、メインユーザーの40-50代に加え、20-30代の購入率が増加。幅広い層から支持されていることの影響が大きいという。