缶コーヒー「ジョージア」や「コカ・コーラ」値上げ 主要75品目で改定率3~22%、2023年5月から/コカ・コーラ ボトラーズジャパン
コカ・コーラ ボトラーズジャパンは5月1日出荷分から、缶や大型ペットボトルなどの値上げを実施する。
2月9日に発表したもの。コカ・コーラボトラーズジャパンにおける缶製品の価格改定は、1998年以来25年ぶり。値上げ対象は、缶製品、大型ペットボトル製品、パウチ製品、パウダー製品などの主要75品目。対象チャネルは自販機を含む全チャネル。価格改定率はメーカー希望小売価格ベースで3%~22%アップ。
「ジョージア エメラルドマウンテン」(185ml缶)、「コカ・コーラ」(350ml缶)、「ファンタグレープ」(350ml缶)は、現行価格の115円から新価格125円になる(以下、価格は税別)。
大型ペットボトルでは、「コカ・コーラ」(1500mlPET)が現行価格の340円から新価格350円に、「綾鷹」(2000mlPET)は331円から新価格341円になる。
パウチは「ミニッツメイド クーぶどう」(125mlパウチ)が170円から新価格180円になる。
原材料や資材、エネルギー価格の世界的な高騰などを背景に、事業活動にかかるコストは上昇傾向にある。コカ・コーラ ボトラーズジャパンでは、製造・オペレーションの効率化や経費削減などに最大限に努めてきたが、事業への影響を企業努力のみで吸収することが困難な状況になったとする。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、「このような状況を受け、昨年の価格改定に続き、このたび、価格改定を実施することといたしました。今後もみなさまに安全・安心で付加価値の高い製品を提供してまいります。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます」などとしている。
2月に入り、飲料各社が缶コーヒーなどの値上げを発表している。「ボス」(サントリー食品インターナショナル)や「ワンダ」(アサヒ飲料)シリーズは、5月から140円(税別)に値上げする。