「コカ・コーラ」ラベルレス商品に表示シールを付けて店頭展開、100%リサイクルPETボトルを使用、環境月間に合わせ期間限定発売/日本コカ・コーラ
コカ・コーラシステムは、5月29日から100%リサイクルPETボトルを使用した「コカ・コーラ」ラベルレスボトルに表示シールを付けた商品を、全国のスーパー、ディスカウントストア、ドラッグストアで期間限定で販売している。
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コカ・コーラシステムは、2022年4月から100%リサイクルPETボトルを使用したラベルレスボトルの「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロ」をオンライン限定で販売してきた。しかし、ラベルレスボトルには成分表記ができないため、これまではケース単位でオンライン限定での販売だった。今回、ラベルボトルに表示シールを貼ることで、1本単位の販売が可能になったという。
日本コカ・コーラ社は、6月6日にライフ桜新町店(東京都世田谷区)で「コカ・コーラ」のラベルレス商品について説明した。それによると、コカ・コーラ社としてはサスティナビリティーを非常に大切なブランドの要素だと考え、特に、サスティナブル(持続可能)な容器に力を入れている。現在、「コカ・コーラ」の小型容器350ml、500ml、700mlはペットボトルからペットボトルに水平リサイクルする100%リサイクルPETボトルを利用している。
ラベルレスもEコマース限定で発売したところ好評だったため、6月は環境月間に合わせて、スーパーマーケットやドラッグ、ディスカウントストアなどで1本ずつ買えるように表示シール付きの商品を展開する。
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日本コカ・コーラ社マーケティング本部コカ・コーラTM事業部の佐々木章乃ディレクターは次のように話す。「世の中にあるラベルレス商品は、通常商品からラベルを外しただけのものが多いですが、“コカ・コーラ”のラベルレス商品は、ラベルレスで売られるためにデザインされたものです。“コカ・コーラ”のロゴが胴体部に大きく、インパクトを持ってでボス加工でデザインされています。また、コカ・コーラの昔の瓶の形を踏襲したデザインが特徴となっています」。
ライフコーポレーションの秘書・広報部兼サステナビリティ推進部の小川哲課長は、次のように語る。「SDGsが話題になり、消費者の環境への意識の高まりを小売業として感じています。ラベルレス飲料の商品は、パッと見て何かわからないというのが一番ネックな部分でしたが、“コカ・コーラ”の場合は色や独自の形状があるので、そこはコカ・コーラ社の強みであり、売上にもマイナスの影響はないのではないかと感じています」。
「ライフとしても、ペットボトルの店頭回収を行っているが、環境の取り組みとかサスティナブルな取り組みは、小売業だけがやることではなく、メーカーだけでもない。小売業、メーカー、卸売業、一緒になって社会全体として取り組まなくてはならない問題だ。ライフとしても環境への取り組みを推進するメーカーと一緒になり、今後も取り組んでいく」。
なお、コカ・コーラシステムでは環境月間の6月に、100%リサイクルPETボトルをはじめとした商品の認知拡大に向けた取り組みを進める。期間中は全国の店頭などで、「まいにちできる、サスティナブル。」をテーマに、「コカ・コーラ」「い・ろ・は・す」の100%リサイクルPETボトル製品の訴求を強化するとしている。