7月7日は「カルピスの日」、4年ぶりに社員参加の試飲イベント実施/アサヒ飲料
アサヒ飲料は「カルピス」が1919年7月7日の七夕に発売されたことから、同日を「カルピスの日」とし、さまざまな販促活動を行っている。今年は7月1日と2日に、全国の量販店約493店舖で「カルピスの日」店頭イベントを実施した。
同社では毎年7月初旬に社員が店頭に立ち、来店客にサンプリングなど実施してきたが、コロナの影響で規模を縮小していた。15回目となるイベントは、コロナ前の展開規模にほぼ戻り、休止していた試飲活動も4年ぶりに再開したという。
7月1日にイオンモール幕張新都心店(千葉市美浜区)で行ったイベントには、アサヒ飲料の米女太一社長が同社社員とともに参加した。同会場は、カルピスバルーンの配布や商品が無料でもらえる“夢のカルピス自販機”が設置され、親子連れなどでにぎわった。
米女社長はイベントについて、「“カルピス”は、飲んでいただき“おいしい”と思って購入いただくというのが、すごくふさわしい商品だ。子どもたちは“カルピス”を見て笑顔になっていた。このような(試飲)イベントが再開できて嬉しい」と話した。
今回の「カルピスの日」イベントでは、全国の量販店に社員約1000人が立ったという。米女社長は、「店頭に立ちたいと希望する社員が非常に多かった。入社3年目までの社員はまだ経験していないので、お客様の声を聞ける貴重な機会になる」と語った。
今年の「カルピスの日」のテーマは、“願い事をして、「カルピス」でカンパイする日”と設定。ブランドサイトでは、Twitterなどデジタルでの告知や、キャンペーンを連動させ、「カルピスの日」の認知拡大と店頭試飲イベントで、愛飲されている人たちに感謝を伝える場を創出している。
なお、アサヒ飲料は2018年から「『カルピス』の日」(7月7日)と「三ツ矢の日」(3月28日)に関連する売上の一部を、「赤い羽根福祉基金」を通じて全国のこども食堂へ寄付している。2022年までの累計寄付金額は7548万円。あわせて「三ツ矢サイダー」「カルピスウォーター」などの商品も寄付している。