「GREEN DA・KA・RA」が子どもの熱中症対策を啓発、「こども気温」は大人より約7度高いと検証結果を発表、錦糸町でサンプリングイベントも サントリー食品
サントリー食品インターナショナルは13日、気象専門会社のウェザーマップ社との共同検証実験から、地面の照り返しの影響の差などにより、子どもの胸の高さ(80cm)で計測した真夏日の気温は、大人と比較して約7度高くなることを確認したと発表した。この結果から、大人よりも背が低い子どもにおいては熱中症の危険度が高まることが推測されるという。
そこで、サントリー食品は「GREEN DA・KA・RA」ブランドの熱中症対策啓発活動の一環として、7月13~16日に『「GREEN DA・KA・RA」の「こども気温 お知らせ自販機」』をオリナス錦糸町(東京都墨田区)に設置し、「こども気温」啓発イベントを開催している。「こども気温」とは、大人に比べて地面からの照り返し影響を受けやすい子ども特有の暑熱環境を称したもの。会場では4日間で18回のサンプリングをし、「GREEN DA・KA・RA」「同 やさしい麦茶」をあわせて1万本配布する予定。
サントリー食品インターナショナルブランド開発事業部の池内勇磨さんは、「夏本番になるタイミングで、熱中症対策啓発活動の一環として展開します。啓発イベントを通じて“こども気温”への気づきや水分補給の大切さを感じてもらえたら」と話した。
ウェザーマップ社所属で気象予報士の多胡安那さんは、次のように語る。「暑い日の熱中症対策の基本は、長時間日なたにいないこと。そして汗で失われている水分と塩分の摂取です。遊びと、30分おきの日陰での休憩と水分・塩分補給をセットにして子どもに習慣づけてあげれば、熱中症対策が自然と身についてくると思います」。
イベントで使用された自販機は、下半分が溶けているようなビジュアルにし、直感的に下の方が暑いことを表現。また、会場では1時間ごとに都内の気温を示した温度計と、大人との気温差7℃を足した「こども気温」を同時に掲出した。
なお、同社は同ブランドCMにも出演するパンサーの尾形貴弘さんを起用した「こども気温」啓発動画も制作し、同社公式YouTubeチャンネルで発信している。
商品の無料配布は7月13日13時30分~、15時~、16時30分~の計3回に行ったほか、14日~16日は10時~、11時30分~、13時~、14時30分~、16時~の毎日計5回行う。数に限りがあるため、各回先着順になるという。