緑茶飲料「アサヒ 颯」、販売好調で年間目標を600万箱へ上方修正、4月の新発売から300万箱を突破/アサヒ飲料
アサヒ飲料が4月4日に発売した「アサヒ 颯(そう)」の販売数量は、年間販売目標(500万箱)の6割となる300万箱を突破した。販売好調を受け、年間販売目標を当初計画の2割増となる600万箱に上方修正する。
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「アサヒ 颯」は、日本最高位茶師十段の酢田恭行氏監修のもと、微発酵茶葉(萎凋(いちょう)緑茶)を一部使用し、一般的な緑茶とは異なる華やかな香り立ちを実現した新たな緑茶だ。
好調な販売を続けている要因には、発売前に嗜好調査を大規模に行ったことも大きい。アサヒ飲料は、2021年から2年以上にわたり、1万2000人に対して無糖茶に関する調査を実施し、顧客の嗜好の変化を捉えることに取り組んだ。
そこで、同社は無糖茶に「香り」を求める傾向が世の中で高まる中、「購入の際に香りを重視する」「もっとすっきりとした味わいの緑茶が欲しい」といった声が生活者から寄せられていたことに着目したという。
「アサヒ 颯」は、華やかな香り立ちの商品のため、発売後に「鼻をぬける香りが良い」「茶葉の香りと甘みがすっきり広がっておいしい」などの点で好評を得ている。
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盛夏期は、7月4日からプロバスケットボール選手の八村塁さんのサイン入りグッズなどが当たるキャンペーンを展開し、市場により定着させていく考えだ。
今後の計画では、秋冬向けに「アサヒ 颯」のホット専用商品(500mlPET)を9月19日から発売する。ホット飲用時には、同社コールド従来品と比較して香気量が4.5倍になり、口当たりがまろやかになることに加え、「アサヒ 颯」の華やかな香りが一層際立つ設計になっているとしている。