“アップサイクル水引”を販売開始、紙資源や間伐材からできた創作アクセサリー/一般社団法人アップサイクル×「東京水引」
一般社団法人アップサイクルは、「ネスカフェ」や「キットカット」をはじめとする、使用後の紙資源や未利用の間伐材を紙糸にアップサイクルするプロジェクト「TSUMUGI」を展開している。同社は1月31日、日本伝統工芸とのコラボレーション第2弾として、参画団体のケント・チャップマン社(東京都品川区、中村真太郎代表)が展開する「東京水引」と共同でアップサイクルされた紙糸を使用した創作アクセサリーの販売を開始した。
一般社団法人アップサイクルは、ネスレ日本や神戸市など31の企業・団体からなる企業連携プラットフォーム。業界の垣根を越えてさまざまな知見や技術を持ち寄り、持続可能な社会の達成を目指している。今回、紙資源や間伐材をアップサイクルした紙糸を使用し、ケント・チャップマン社が日本の伝統工芸である“水引細工”で制作したアクセサリーを販売する。これら作品をきっかけに、アップサイクルについて興味を持つ人が増え、伝統工芸文化を次世代につなげていく考えだ。
一般社団法人アップサイクルの瀧井和篤事務局長は、「アップサイクル製品というだけでなく、手に取った時にワクワクして使いたくなるようなものにしたかった。伝統工芸とコラボレーションすることで、日本の文化も身近に感じられる製品になったと思います」と語った。
アクセサリーを制作しているケント・チャップマン社の水引アーティストである中村江美さんは次のように語る。「アップサイクルされた紙糸は生成(きなり)色で、やわらかい質感を持っています。今回はそれを生かし、羽根や風船などをモチーフに親しみや温かみのあるアクセサリーを制作しました」。
今回販売するアクセサリーは、「羽根イヤーカフ」(税込2970円)や「アシンメトリ―ピアス・イヤリング」(同3850円)など全7種。TOKYO MIZUHIKI(東京都目黒区)、クラフト&テロワージュ(東京都文京区)および「TSUMUGI」のECサイトで販売している。