「ジョージア」ペットボトルコーヒー、2024年春は“香り”に着目し100回以上の試作を経てリニューアル、前年は4億本突破で勢い/コカ・コーラシステム
コカ・コーラシステムが展開するコーヒーブランド「ジョージア」は、主要ペットボトルコーヒーにおいて、2月26日から香りに着目したリニューアルを行う。商品は、「ジョージア THE ブラック」「ジョージア THE ラテ」「ジョージア THE 微糖」(各500mlPET)、「ジョージア THE ゼロ」(440mlPET)の4品が対象となる。
さらに、生活者の幅広いニーズに応えるため、同日から“甘くないミルク感のあるラテ”の「ジョージア THE コーヒー with ミルク」(440mlPET)を発売し、3月4日からミルクのコクと甘さが楽しめる「ジョージア 贅沢ミルクコーヒー」(500mlPET)を発売して、ラインナップを拡充する。
2月13日に日本コカ・コーラ本社(東京都渋谷区)で行われた「ジョージア」の新製品発表会では、同ブランドが香りの追求のためにコカ・コーラ東京研究開発センターでどのような取り組みを行っているかを紹介するため、“水蒸気蒸留アロマ技術”の実演を行った。
コカ・コーラ東京研究開発センターの網野紗与プロジェクトマネジャーは次のように語る。「今春の“ジョージア”のリニューアル商品や新商品には、コーヒー豆の挽きたて直後の香りを封じ込める“挽きたてアロマ製法”と、コーヒー豆を水蒸気に接触させ、その蒸気を収集して淹れたてのような香りを取り出す“水蒸気蒸留アロマ技術”を活用した」
「ペットボトルのコーヒーにも、よりおいしいコーヒーの味わいを実現するため、コカ・コーラ社の技術を最大限に生かしている。試作は100回以上行った」。
「ジョージア」は、2023年春にブランドを大きく刷新し、商品・コミュニケーションともに“五感を刺激するコーヒー体験”をテーマに活動してきた。それにより、若年層・女性層を中心に新規ユーザーを獲得し、幅広い年代から支持されるようになったとする。結果的に、2023年3月のブランド刷新から2024年1月まで、「ジョージア THE ブラック」「ジョージア THE ラテ」「ジョージア THE 微糖」の累計販売出荷本数は、前年を大きく上回り4億本を突破したという。
今年はその勢いを加速するため、“香り”と“すっきりとした飲みやすさ”をテーマに、味覚をいっそう高めた提案を行うとしている。日本コカ・コーラ社マーケティング本部コーヒー事業部の鈴木理シニアブランドマネジャーは、「香りがもたらす気分転換の提供価値はとても大きいと思っている。新しくなった“ジョージア”で、多くの消費者の方にも体験していただきたい」と語った。
なお、新たに投入する「ジョージア THE コーヒー with ミルク」は、砂糖不使用のミルクコーヒー。甘さの無いコーヒーをミルクで飲みやすく楽しみたいというニーズに応えて開発したという。鈴木氏は次のように話す。「コーヒーの飲み方は、飲む人や状況によって異なるもの。幅広いニーズに応えることで消費者とブランドの接点をいっそう拡大していきたい」。
また、「ジョージア 贅沢ミルクコーヒー」は、しっかりとした甘さとミルク感を楽しめるミルクコーヒー。国産牛乳を贅沢に使用することで、牧場で飲むようなカフェオレをペットボトルで提案するという。“オツカレタイムに贅沢ミルクコーヒー”をテーマに展開する考えだ。