カゴメがアーモンドミルクブランド「アーモンド・ブリーズ」の製造・販売を9月から開始、ブルーダイヤモンドグロワーズ社とライセンス契約を締結
カゴメは4月4日、米国のBlue Diamond Growers社(ブルーダイヤモンドグロワーズ社)と、同社のアーモンドミルクブランド「アーモンド・ブリーズ」の日本国内における製造・販売に関するライセンス契約を締結したと発表した。製造・販売は2024年9月から開始する予定という。
「アーモンド・ブリーズ」は、ポッカサッポロフード&ビバレッジが2018年から展開していたが、8月31日が最終出荷であることを3月26日に発表していた。
ブルーダイヤモンドグロワーズ社は、世界の約8割のアーモンドを産出する米国カリフォルニア州に本社を構える100年以上続く世界最大のアーモンド加工販売企業。約3000軒の契約農家から高品質なアーモンドを調達し、加工して世界に供給している。
アーモンドミルクブランドの「アーモンド・ブリーズ」は、カリフォルニア・アーモンドの本来のおいしさを活かしたすっきりとした甘さが特徴で、米国アーモンドミルク市場でシェアナンバーワンブランドという。現在、北米・欧州・アジア等、世界100カ国以上の国・地域で販売され、日本では2013年から販売されている。
カゴメは、トマトなどの野菜のほかにも、大豆やアーモンドなどの植物性素材を成長領域として注目し、大豆を活用したカレーやパスタソース、シリアルなどの市場浸透に取り組んでいる。
カゴメは、日本国内のアーモンドミルク市場について、「健康志向や美容意識の高まりなどを背景に年々拡大しており、このトレンドは中長期的に続くと考えている」とし、今回の契約について、「植物性素材を活用した商品の拡充による成長戦略の一環と位置付けている」とした。
カゴメのコメントは次の通り。「カゴメはブルーダイヤモンドグロワーズ社と同様に、農からの価値形成を強みとする企業であることから、同社が畑や契約農家を大切にする企業姿勢やアーモンドの品質に強いこだわりを持っている点に共感している。カゴメの開発、マーケティング、営業などのリソースを活かし、“アーモンド・ブリーズ”のおいしさや健康価値、また同社及び契約農家のアーモンドへの想いを多くの生活者にお届けすることで、日本のアーモンドミルク市場において新しい需要を創造できるよう取り組む」。
チルド温度帯の野菜飲料製品を数多く取り扱うカゴメが「アーモンド・ブリーズ」を販売することで、今後アーモンドミルク市場が活気づきそうだ。