コーヒーの主力製品を価格改定、実質店頭価格は20~30%程度上昇へ、8月1日から/キーコーヒー
キーコーヒーは、8月1日からコーヒー製品および関連製品の一部を価格改定する。5月21日に発表した。「KEY DOORS+ スペシャルブレンド(VP)」をはじめ、粉・簡易抽出などの主力製品が対象で、該当製品における小売店の実質店頭価格は、20~30%程度の上昇が見込まれるという。なお、業務用製品の納入価格や、全国の直営ショップの店頭価格も順次改定する。
キーコーヒーは、おいしいコーヒーを届けるために、品質第一主義のもと、コストアップの吸収に向けたさまざまな取り組みを行ってきたという。しかし、依然としてコーヒー生豆相場の高騰と円安傾向は継続し、コーヒー生豆の調達価格に多大な影響をもたらしている状況が続いている。
さらに、物流費やエネルギー価格等の上昇に加え、人手不足による人件費の増加や環境対策に関する設備投資など、さまざまな社会的要因によりコストが増加しているとする。そのため、同社は「企業内努力の限界を超える状況に至っていることから、価格改定をさせていただくことといたしました」としている。
今後に向けて同社は、「『珈琲とKISSA のサステナブルカンパニー』を掲げ、コーヒーの栽培や製造・販売などのさまざまなシーンで環境に配慮した設備投資や適正な調達といった持続可能なコーヒーの生産実現に向けた対応を進めてまいります。何卒、ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」などとしている。