「ネスカフェ」新サービスはスマートフォンで自分だけのボトルデザイン、特設ポップアップストアでは詰め替え作業でサステナビリティを体験/ネスレ日本

自分だけのデザインが楽しめる「ネスカフェ ヒーローボトル プロジェクト」
自分だけのデザインが楽しめる「ネスカフェ ヒーローボトル プロジェクト」

ネスレ日本は、6月28日から「ネスカフェ ヒーローボトル プロジェクト」を開始している。これは、同プロジェクトの専用サイトで顔や服装などのイラストをカスタマイズした自分だけのオリジナルボトルのデザインを作り、作成した画像を保存できるサービス。また、そのオリジナルボトル(ビン)を実際に手に入れられる特設ポップアップストアを、ネスカフェ原宿(東京都渋谷区)や全国のスーパーマーケットで順次展開する。消費者に楽しみながらサステナビリティへの関心を高めてもらうねらいだ。

オリジナルボトルの画像を作れる専用サイトでは、ラベルのベースカラーや正面に描かれるヒーローの姿をカスタマイズでき、背景デザインと合わせた約200万通りの組み合わせから自分だけのオリジナルボトルをデザインできる。また、ラベルの正面下部に記載されるヒーローの名前も自由に決めることができ、自分や友人の名前など、愛着が湧く特別なボトルを作れるという。

実際に自分でデザインしたボトルを手に入れるには、スーパーなどの店頭における特設ポップアップストアが展開されている時に、「ネスカフェ ゴールドブレンド エコ&システムパック(つめかえパック)」(55g紙容器)を購入することが条件となる。その上で、専用サイトでデザインを作成した後に表示されるQRコードをイベント会場で提示すると受け取ることができる。6月29日・30日にはイオン那覇店(沖縄県)で開催した。今後は、全国のスーパーで順次展開する予定だ。

ネスカフェ原宿では、特設ポップアップストアを6月28日~9月1日まで展開する。9月2日以降も常設スペースで展開する予定。ネスカフェ原宿で体験する場合の参加費は500円で体験できる。同社は、実際にその場でコーヒーの詰め替え作業を行ったり、「ネスカフェ ゴールドブレンド エコ&システムパック(つめかえパック)」の容器をリサイクルボックスに入れることで、簡単にサステナブルな行動を体験できるとしている。

容器をリサイクルボックスに入れてサステナブルな行動を体験
容器をリサイクルボックスに入れてサステナブルな行動を体験

また、デジタルキャンペーンでは、7 月1日から7月28日18時まで、オリジナルデザインボトルを実際に入手できるキャンペーンを行う。当選人数は100名。「ネスカフェ」公式Xアカウントをフォローし、キャンペーン対象投稿をリポストすると応募できる。

今回のプロジェクトは、1杯のコーヒーが世界を変えていく力になるという「ネスカフェ」のブランドメッセージ“そのコーヒーは、あなたをちょっとだけヒーローにする。”をサステナブルな体験を通じて体感してもらうねらいがあるという。

ネスレ日本飲料事業本部の中西弘明マーケティングスペシャリストは、「サステナビリティを遠い世界だと感じているお客様はまだまだ多い。今回のプロジェクトに楽しく参加していただくことで、サステナビリティに興味を持つきっかけになればと思う。1杯のコーヒー(を選ぶこと)がちょっとだけヒーローになる要素を持っていることを伝えていきたい」と語った。

ネスレ日本の中西弘明さん
ネスレ日本の中西弘明さん

「ネスカフェ」は、2023年から新コンセプトMake your worldを掲げ、おいしいコーヒーを飲み続けられる未来のためにサステナビリティに取り組むことを表明するとともに、若年層を中心としたコミュニケーション活動を行っている。

その活動の影響もあって同社の調査によれば、「あなたがご存じのコーヒーの銘柄(商品名)は」という質問に、18~39歳の回答者から「ネスカフェ」という答えが最初に上がる割合が、2023年は前年比16%増となったという。中西さんは、「コンセプトの刷新以降、若年層からの認知が拡大していることに手ごたえを感じている」とした。同社は「ネスカフェ ヒーローボトル プロジェクト」を通して、若い世代を中心にネスカフェブランドとサステナビリティの取り組みにより親しんでもらう考えだ。

◆「ネスレ ヒーローボトル プロジェクト」

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創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
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