「ジョージア」世界最軽量185gアルミ飲料缶を関東エリアで採用、1缶あたり資材使用量を13%削減で缶胴部の重量7.0g→6.1gへ/コカ・コーラシステム

185g軽量アルミ飲料缶採用「ジョージア」対象製品の一部
185g軽量アルミ飲料缶採用「ジョージア」対象製品の一部

コカ・コーラシステムは8月29日、世界最軽量化を実現した185gアルミ缶飲料を「ジョージア」ブランドの缶全製品に採用し、8月から関東エリアでの製造・販売を開始したと発表した。

東洋製罐が開発した缶底耐圧強度向上技術を使用することにより、薄いアルミ材でも従来同様の耐内圧性能を可能にしたという。製造はコカ・コーラボトラーズジャパンの茨城工場、埼玉工場で行われている。

右が缶底耐圧強度向上技術を使用した「ジョージア エメラルドマウンテンブレンド」
右が缶底耐圧強度向上技術を使用した「ジョージア エメラルドマウンテンブレンド」

今回採用した185g軽量アルミ飲料缶は、従来のアルミ缶と比較して、1缶あたり13%資材使用量を削減し、缶胴部の重量は7.0gから6.1gに軽量化した。なお、同軽量缶は「2024日本パッケージングコンテスト」において「包装技術賞 適正包装賞」を受賞している。

コカ・コーラシステムは、1980年代からペットボトルや缶などの容器の軽量化による省資源化に取り組んでいる。特に缶容器の軽量化では、2023年2月に北海道コカ・コーラボトリング、コカ・コーラ ボトラーズジャパンが東洋製罐の同技術を使用した350ml軽量アルミ飲料缶を一部製品で導入していた。

日本コカ・コーラは、「引き続き、コカ・コーラシステムはコカ・コーラ社製品の品質を保ち、内容物の保護やお客様の扱いやすさといった容器としての性能を維持向上しつつ、使用する資源量の削減に取り組みます」としている。