味の素AGF、「インスタントん♪CAFE」でインスタントコーヒーの新たな魅力を提案、原宿で体験型イベント開催
味の素AGFは12月19日~22日の4日間、東急プラザ原宿「ハラカド」(東京都渋谷区)3階の「BABY THE COFFEE BREW CLUB」で期間限定の体験型ポップアップカフェ「しあわせMYレシピみつかる『インスタントん♪CAFE by AGF』」を開催した。インスタントコーヒーの飲用体験を通じて、参加者にインスタントコーヒーが持つ価値を体感してもらうためのイベントだ。
ポップアップカフェでは、AGFが展開するインスタントコーヒー(「ブレンディ」および「ちょっと贅沢な珈琲店」)と3種類のミルクを使用したカスタムメニュー5種類から1つを選んで飲み比べることで、自分のお気に入りの味わいである“しあわせMYレシピ”を見つける体験を提供した。
19日に行われたオープニングイベントには、味の素AGFの島本憲仁社長とAGFインスタントコーヒーのCMキャラクターを務める榮倉奈々さんが参加した。
島本社長によると、気候変動などにより2050年にはコーヒーの主要品種であるアラビカ種の栽培適地が半分に減少するおそれがあるという。一方でコーヒーの需要は世界中で毎年増加しており、需給は既に逆転していると言われている。さらに、近年のコーヒー生豆の相場は約50年ぶりの歴史的高値を記録しており、この状況が続くと今後コーヒーが高級品になる可能性もあるとした。
そうした状況を踏まえた上で、島本社長はインスタントコーヒーの長所を4つ挙げた。
1つ目は「コーヒー豆を余すことなく使い切る」点だ。レギュラーコーヒーは1杯でおよそ10gのコーヒー豆を使用するが、インスタントコーヒーの場合はコーヒー豆の使用量がその半分以下だという。高圧の中で抽出することで、コーヒー豆を余すことなく使い切れるためとした。
2つ目は「カスタム性の高さ」で、ブラックやミルク、砂糖を入れることでシーンや気分に合わせたさまざまな味わいが楽しめる魅力があるという。
3つ目は「タイパ」だ。およそ6秒あれば作れることや、ゴミがほぼ出ないので地球環境にも優しいとした。
4つ目に「コスパ」を挙げ、さまざまな物が高騰している中で1杯十数円で飲めるインスタントコーヒーの手軽さを強調した。島本社長はこれらの魅力を持つインスタントコーヒーを社会に再度発信するため、コーヒーの将来世代である若年層に向けた今回のイベントを開催したと話した。
島本社長は、「我々は、思わず『ふぅ。』と口から出てしまうような一息つく瞬間を、コーヒーによって一瞬で提供することができる。インスタントコーヒーに先入観を持っていない若年層に、体験を通じて価値を感じてもらいたい」と語った。