「三ツ矢サイダー」全国で試飲イベント、アサヒ飲料社長も現場に立つ

「三ツ矢サイダー」の試飲を来店者に手渡す米女社長(左から2人目、3月22日、イオンモール川口店)
「三ツ矢サイダー」の試飲を来店者に手渡す米女社長(左から2人目、3月22日、イオンモール川口店)

アサヒ飲料は3月22日と23日、全国の量販店を中心に1316店舗で「三ツ矢サイダー」シリーズの試飲イベントを実施している。開催店舗数は過去最多。初日の22日には、埼玉県川口市のイオンモール川口で同社の米女太一社長が現場に立ち、試飲を提供しながら買い物客と交流した。

イベントでは、主力の「三ツ矢サイダー」や「特濃」シリーズ、新商品の「三ツ矢THE檸檬(ザ レモン)」の試飲を提供。売り場では「三ツ矢」バルーンを来店者に配布したほか、桜の香りや炭酸の音で空間を演出し、ブランドの世界観を表現した。

同社は「三ツ矢の日」(3月28日)の店頭イベントを2015年から開始しており、米女社長が店頭に立つのは恒例となっている。今年は全国で722名の社員がイベントに参加するという。

来店客とのふれあいを通じて、ブランドの魅力を伝える米女社長(22日、イオンモール川口店)
来店客とのふれあいを通じて、ブランドの魅力を伝える米女社長(22日、イオンモール川口店)

米女社長は「昨年“三ツ矢”は140周年を迎え、ブランド価値が上がった実感がある。今年も熱量を変えずに挑戦していきたい」と語り、「今日は“三ツ矢サイダー”を求めて多くの方が並んでいる姿に、ブランドのポテンシャルを強く感じた」と振り返った。

そして、「お子さんに“三ツ矢”ブランドの姿を見せたいと参加してくれる社員もいて、我々の仕事が社会に貢献できていると実感できた。とても嬉しい光景だった」とも話す。

また、米女社長が毎年この時期に店頭に立つ理由について尋ねると、「私たちがお客様と直接接する機会は多くない。実際のお客様の反応を見ることで、これからの企業の進むべき方向を考える良い機会になる。現場での体験は貴重だ」と述べた。

「三ツ矢の日」にあわせて展開されたイオンモール川口店の売り場(3月22日撮影)
「三ツ矢の日」にあわせて展開されたイオンモール川口店の売り場(3月22日撮影)

「三ツ矢サイダー」は、2024年に前年比101.1%の4122万箱を販売。2025年は4130万箱(同100.2%)を計画しており、引き続き成長を目指す。

アサヒ飲料は、「透明な爽快感で心を動かす」飲料体験を提供することで、世代を超えて親しまれる三ツ矢ブランドの価値を磨き続けていくとしている。今後も「三ツ矢の日」イベントなどの取り組みを通じて、ブランドと生活者の接点を深めていく考えだ。

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創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
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