「ジョージア」「綾鷹」「コカ・コーラ」など10月から217品値上げ、大半が一律20円増で500mlPETは200円超に、原料価格急騰のコーヒー製品は最大30円増/コカ・コーラ ボトラーズジャパン

コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、2025年10月1日出荷分より、「ジョージア」「綾鷹」「コカ・コーラ」などの主要カテゴリー製品について価格改定を実施する。4月22日に発表した。
対象は、PETボトル(小型・中型・大型)、缶、ボトル缶、紙パック、袋入り製品など広範囲に及び、計217品目。一部製品を除き全チャネルにてメーカー希望小売価格が引き上げられる。
改定額は、コーヒー製品が1本あたり+20~30円、その他の製品は一律+20円。改定率は+4.8%~23.0%。具体的にコーヒーでは、「ジョージア ブラック」500mlPETで179円が209円となり、「ジョージア エメラルドマウンテン」185ml缶で125円が145円になる。また、「コカ・コーラ」500mlPETと、「綾鷹」650mlPETは180円が200円になる(いずれも税別)。これにより、500mlPETなどのパーソナルサイズ製品の多くが税別200円を超える価格帯に移行する見込みだ。
今回の価格改定は、原材料・資材・エネルギー価格の高騰や為替変動の影響が長期化していることから、事業運営にかかるコスト上昇が継続していることが背景。同社は、製造・オペレーションの効率化や経費削減などの企業努力を重ねてきたが、コスト増を吸収しきれない状況に至ったと説明する。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、「今後も企業努力による効率化や経費削減をより一層進めるとともに、皆さまに安全・安心で付加価値の高い製品を提供してまいります。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます」などとコメントしている。