セブン‐イレブン やきとりに参入、コンビニ大手3社が出揃う

〈ドーナツ什器を改良、常温で湿度管理〉
セブン‐イレブン・ジャパンは今期、やきとりの販売に参入する。これで大手コンビニ3社のやきとりが出揃う。

やきとりは昨年1月にローソン、6月にファミリーマートがそれぞれ発売し、両社とも累計1億本以上を販売し、カウンターFF(ファストフード)の新たな柱に成長しつつある。業界最大手が参入することで、ドリップ式コーヒーのような新たな市場が生まれそうだ。

かつてドーナツに使っていた什器を改良して、やきとりを販売する。常温で湿度管理が可能で、「水分が飛ばないのでパサつかない。炭火焼の風味も残した」(石橋誠一郎取締役執行役員商品本部長)。やきとりは以前も販売していたが、「ウォーマーでの販売で、乾かないようにラップで包んでいて、蒸し鶏になってしまっていた」(同)という。

今年度上期(8月末)までに8500店、18年度中に全店の9割の1万8000店への導入を完了させる。

〈食品産業新聞 2018年4月19日付より〉

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