大阪の百貨店が営業再開、大阪府の休業解除を受け
大阪府が独自に定めた休業要請の解除基準(大阪モデル)に基づき、休業要請を5月16日に解除したことを受け、百貨店各社の大阪店舗の営業再開が本格化している。食料品の売り場を除く営業の再開は、4月7日以来となる。
先陣を切ったのは、高島屋大阪店(大阪市中央区)とあべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)で、18日から営業時間を短縮して営業を再開した。近鉄百貨店上本町店(大阪府天王寺区)も本店とほぼ同様に営業を再開した。
大丸梅田店(大阪市北区)と大丸心斎橋店(大阪市中央区)は19日から、阪急うめだ本店(大阪市北区)と阪神梅田本店(大阪市北区)は21日から、営業時間を短縮して営業を再開する。大丸、阪急、阪神ともに当面平日のみの営業とし、土日は全館休業する。
各店とも、営業再開にあたって店側の感染防止策を徹底するとともに、来店客に対してマスク着用、備え付け消毒液での手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保などの協力を求めている。
各店では、4月7日に大阪を含む7都府県に発令された緊急事態宣言を受けて、翌日から食料品売場の時短営業を除いて臨時休業(大丸各店は全館休業、5月7日から平日・食料品の営業を再開)。政府が5月4日に発表した緊急事態宣言の31日までの延長に伴い、各店とも食料品売場を除き休業を継続していた。
百貨店の大阪店舗の営業再開状況