ローソン「雲泡クリームのショート」「栗堪能モンブラン」「麗溶けチーズテリーヌ」「ほくとろ豊潤スイートポテト」順次発売、ご褒美スイーツ新ブランド“Uchi Cafe Specialite”
ローソンは10月27日から順次、チルドスイーツの新ブランド「Uchi Cafe Specialite(ウチ カフェ スペシャリテ)」シリーズ商品を発売する。「雲泡(くもあわ)クリームのショート」「栗堪能モンブラン」「麗溶け(うるどけ)チーズテリーヌ」「ほくとろ豊潤スイートポテト」の4品。
ローソン商品本部商品開発部の吉田祐子氏によると、スイーツ市場では「昨年から1つの素材やメニューに特化した専門店が増えている」ため、新ブランドでは1つの素材やメニューを追及し、コロナ禍で自宅でストレスの解消や癒しを求める女性をターゲットにした「ご褒美スイーツ」として、税込300円前後の高価格帯でラインアップする。
「雲泡クリームのショート」(税込295円、10月27日発売)は、「クリームを楽しみたいという思いを、大量ではなく、普通のサイズでどうバランスよく表現できるか」(吉田氏)というコンセプトで開発し、外側は北海道産生クリームと北海道産牛乳を使用した「コク」があるブレンドクリーム、内側は「すっきりと軽い」ブレンドクリームを使用した。
「栗堪能モンブラン」(税込320円、10月27日発売)は、「専門店が増えているモンブランに着目し、とにかく上から下まで栗を使った」(吉田氏)。上は甘みと深みがあり栗感の強いマロンクリーム、中はマロンバタークリーム、マロンスポンジ、マロンホイップクリーム、下はマロン風味チョコでコーティングしたメレンゲ生地で、サクサクした食感でアクセントを出した。
ローソン Uchi Cafe Specialite「栗堪能モンブラン」
「麗溶けチーズテリーヌ」(税込295円、10月27日発売)は、ふわりとなめらかな食感のオーストラリア産と北海道産の2種類のクリームリーズと北海道産生クリームを使い、低温でじっくり湯煎焼きすることで、さらになめらかにした。「チーズテリーヌは、いろんな店舗が出てきて、ネット販売も多い。最後までおいしく食べ続けられることをキーワードに、なめらかな食感にこだわった」(吉田氏)という。
ローソン Uchi Cafe Specialite「麗溶けチーズテリーヌ」
「ほくとろ豊潤スイートポテト」(税込270円、11月3日発売)は旬のさつまいもにこだわり、256層のパイ生地の上に、蒸して「とろり」とした食感の「なると金時」、焼いて「ほくほく」とした食感の「紅あずま」の2種類のさつまいもあんを載せた。
ローソン Uchi Cafe Specialite「ほくとろ豊潤スイートポテト」
パッケージは透明でシンプルなものにし、素材やメニューがダイレクトに伝わるようにした。ローソンのスイーツ売り場では、「バスチー」などの「新感覚スイーツ」が奇抜なデザインのため、それらとの対比で「かえって売り場で目につくようにした。ネーミングも素材のこだわりがシンプルに伝わりながら、ちょっと遊び心のあるものにした」(吉田氏)という。
ローソンではコロナ禍でスイーツの需要が高まり、2020年3~9月のチルドスイーツ売上高は前年同期比で1割伸長している。9月にはゴディバ社とコラボした300円台後半のスイーツ2品を発売し、180万個以上を販売するヒットとなった。「定番スイーツより、ちょっと贅沢なスイーツの動きが特にいい」(吉田氏)という。
ローソン Uchi Cafe Specialiteシリーズ 透明でシンプルなパッケージ