ファミマ パスタをリニューアル、価格据え置きで麺の味・食感を向上、ミシュラン星獲得シェフ監修商品も登場/ファミリーマート
ファミリーマートは11月28日からパスタをリニューアルし、麺の味や食感を向上させ、ソースにもこだわったパスタ3品を、全国のファミリーマート約16,500店で発売する。「ミシュランガイド東京」で16年連続で星を獲得した東京・銀座のイタリアンレストラン「アロマフレスカ銀座」の原田慎次シェフが監修した「濃厚チーズソースと完熟トマトのパスタ」(税込み598円)と、定番品を見直した「ファミマ・ザ・ミートソース」(460円)、「ファミマ・ザ・ナポリタン」(430円)。様々な原価が高騰している中、定番のミートソースとナポリタンは価格を据え置き、シェフ監修パスタも600円を超えない価格設定で購入しやすくした。
今回パスタの乾燥温度を見直し、プリっとした弾力としなやかなつるみを持つ食感のパスタを開発した。原田シェフ監修パスタとミートソースに使う太さ1.6mmの麺はアメリカ、ナポリタンに使う1.8mmの麺はイタリアでそれぞれ製造したものになる。
原田シェフ監修パスタは、気温が下がりチーズの需要が高まる時期なので、「4種のチーズを使ったクアトロフォルマッジのようなものをお願いしたが、原田シェフからの意見で完熟トマトに対してチーズの存在感を出すために7種(モッツァレラ、パルミジャーノ、ペコリーノ、マスカルポーネ、パルメザン、ゴーダ、ゴルゴンゾーラ)のチーズを使うことになった。シェフもナンバーワンのできばえと話している」(ファミリーマート商品本部デリカ食品部の笠原真輔氏)という。麺の上にチーズソースがトッピングされているので見た目は白いが、麺の下に赤いトマトソースが隠れており、混ぜて食べる楽しさもある。
定番の「ファミマ・ザ」2品は、パスタカテゴリーでの人気トップ2のメニュー。ミートソースはのトマトソースにデミグラスソースを加え、食べ応えのある粗びきひき肉に、フォンドボーと赤ワインで深みを持たせた本格的な味。麺の下にバターソースを敷き、レンジアップすることで香りが立ち、よりおいしさが引き立つ仕上げにした。ナポリタンは茹でた麺を炒めて香ばしさを出し、ソースはトマトの旨みと酸味を高め、野菜だしを加えて上品な味にし、隠し味にウスターソースとマーガリンを加えた。
12月5日から11日までの1週間、パスタを含む麺類50円引きキャンペーンを行う。ファミペイアプリの提示でさらにファミペイボーナス50円相当還元キャンペーンも同時開催する。
定番品を再強化する「ファミマ・ザ」シリーズは、これまでメロンパンやクリームパンなどのパン類とクレープで展開してきたが、パスタで展開するのは初めて。
リニューアルにあたり、環境に配慮したパスタ容器に改めた。薄肉化と素材の一部にバイオプラスチックを配合することでプラスチックの使用量を年間93t削減した。従来のカラー容器から白1色の容器に変更し、インクの使用も削減した。