カクヤス「廃食用油の回収サービス」を一般家庭と飲食店対象に首都圏で開始、回収すると一斗缶は税込110円、ペットボトルは税込3円を購入金額から差し引きで買取り、廃食用油は燃料などに再資源化
「カクヤス」は6月24日から、首都圏で「廃食用油の回収サービス」を開始した。
【関連記事】カクヤス、乳製品など冷蔵品の即日配送を開始、首都圏の15店舗で展開
家庭や飲食店から出る廃食用油をSAF(持続可能な航空燃料Sustainable Aviation Fuel)やC-FUEL(バイオディーゼル燃料)に再資源化する取り組み。「カクヤス」は首都圏を中心に、配達サービスを強みとした酒類・食品等の飲食店向け販売および家庭向けに「なんでも酒やカクヤス」を年中無休で運営している。独自の物流網を構築しており、届けるだけではなく、「回収」も強みの「2way型サービス」特長。
〈廃食用油回収の取り組み概要〉
カクヤスの廃食用油回収の取り組みの対象は、一般家庭および飲食店など。対象エリアは、首都圏配達エリア内で、「東京23区全域」「東京23区以外」「神奈川・埼玉・千葉の一部」。
回収方法は、商品配達時に一斗缶またはペットボトル容器に入った廃食用油を資源として買取り(注文代金から差し引き)する。または店頭で資源として買取り(購入代金から差し引き)する。
◆専用カバー
また、廃食用油の回収を開始するにあたり、専用カバーを開発したという。一斗缶での回収時には、このカバーを利用することで、運搬時の漏れなどを防ぐことができるとしている。
◆廃食用油回収の依頼方法
廃食用油回収の依頼は、電話で商品注文時に依頼する方法や、カクヤスの店舗で商品購入時に依頼する方法から選べる。電話で商品の注文、または店頭で商品を購入時のみ廃食用油の回収を受け付ける。
「カクヤスネットショッピング」での注文では回収していない。関西店舗、九州店舗からの配達エリアでは実施していない。商品の注文・購入は油である必要はない。
また、飲食店向け注文サイト「カクヤスナビオンライン」などWEBからの注文では回収していない。
回収は電話での注文時に依頼が必要で、配達時の回収依頼や数量変更は受け付けない。
◆廃食用油のカクヤスによる買取り価格
一般家庭用では、回収容器と本数に応じて、一斗缶は1缶税込110円、ペットボトルは1本一律税込3円。買い上げ金額から差し引く。廃食用油回収のみは受け付けない。
飲食店用では、一斗缶税抜100円、ペットボトル一律税抜3円を買上げ金額から差し引く。
注文金額以上の廃食油の回収は行わない。
◆廃食用油の回収時の注意
使用済みの食用油を「一斗缶」または「ペットボトル(容量500ml以上)」に入れて保管し、容量の7割から8割程度溜まった際に回収を依頼する。
油を移し替える時は、ザルや漏斗を使用し、揚げ物のカスが入らないよう注意が必要。また生ごみ(調理ゴミ)や水分(雨水・洗浄水)なども入らないよう、保管時も注意する必要がある。
常温で液体の油(液状油)のみ回収する。液状油は、サラダ油、ごま油、オリーブオイル、えごま油などで、混ぜないこと。常温で個体の油(固形油)は回収対象外となり、回収できない。固形油は、牛脂(ヘット)、豚油(ラード)、ショートニング、パーム油など。
〈カクヤスグループがオリジナルSDGsロゴマーク〉
また、カクヤスは、オリジナルロゴ「飲食店× SDGs」を作成し、SDGsの取組みを推進している飲食店等へステッカーを配布する活動を開始している。