HBSM情報交流会 フードマシナリー関西に出展、ねずみ撃退超音波機や新感覚の炭酸珈琲展示
乾麺の自動裁断機などを製造する西村製作(兵庫県たつの市)は、ねずみ専用超音波発信機器「うちの猫(たま)」を展示した。西村憲行社長は、「人間にとって車のクラクションを鳴らされ続けるのと同じ。人間は同じ音でも不快だが、ねずみは慣れる。周波数のパターンを1年以上変化させ続けることで、ねずみを慣れさせない」と特徴を説明。試験的に1台設置してねずみを追い払う効果を見ると、不要というところはないという。価格は税別8万円。100Vの電源で使用可能。スピーカーのような形状で、撃退有効範囲は120度、8~10m。納入実績は約1000台で、食品関係は約6割。食品工場では台数がまとまって入るといい、小麦粉などのエサになるものが豊富な麺屋をはじめ、養豚場や養鶏場などにも設置実績がある。
ヴィータ販売大阪営業所(大阪府茨木市)は、次亜塩素酸ソーダを炭酸水でブレンドした「ハセップメイカー水」の生成装置をアピールした。大手ビールメーカーや惣菜メーカー、生協やSMの惣菜工場などにも導入。炭酸ガスを加えることで殺菌力が高まり、次亜塩素酸ソーダでは殺菌しにくい芽胞菌の殺菌も可能になる。塩素ガスの発生がなく、殺菌後は水に戻るなど、安全性が高いことも特徴だ。ランニングコストは1L=1円以下。また、カット野菜の洗浄後は水洗いが不要のため、年間300~500万円削減につながるという。
コーヒー豆の卸業、商品企画販売などを行うエトワール(兵庫県宝塚市)は、新感覚の炭酸珈琲「玄武」の試飲を実施した。飲食店では、ビールサーバーを使って樽生で提供しており、クラフトビールのような瓶入り商品(税別480円)もラインアップに加えた。「ドリップコーヒーの炭酸は恐らく日本初」(同社)と訴求する。
〈食品産業新聞2017年11月16日付より〉