中設エンジ、食品工場全体のプランニングを行うユーザーズエンジニアリングサービスを提供

第49回食品産業技術功労賞 資材・機器・システム部門
30年以上、食品業界に特化した総合エンジニアリングサービスを提供してきた。このノウハウの蓄積から、建屋の建築、空調、電気設備、アフターケアを含めた食品工場全体のプランニングを行う。

ゼネコン、サブコン、機器ベンダーなどに一任し、ユーザーの要望・意見とは乖離しがちだった従来の方式に一石を投じ、徹底したユーザー目線のサービスを提供するのがユーザーズエンジニアリングだ。自動化・半自動化のほか、工場内部の導線計画や衛生管理、リスク回避まで請け負う。省力化・省人化といった観点では、通常必要とされる人員を最大50%改善する。

設備会社(サブコン)出身ということもあり一般設備に強い上、30年に渡って食品に特化したサービスを提供してきたことから、生産設備のノウハウにも強みをもつ。さらに、建屋の建築も手掛けられるため、総合的なエンジニアリングサービスを提供できることが競合と大きく異なる点である。

〈食品産業新聞 2019年12月2日付より〉