【新春インタビュー】食品産業センター理事長 村上秀徳氏
村上秀徳氏が今年6月、食品産業センターの理事長に就任した。就任早々、TPPの大筋合意という、我が国の農業、食品産業に大きな影響を与える出来事が起きた。食品産業センターとしては原料と製品の国境措置の整合性が取れなくなる業界への必要な対策などを求めていく。その他、国内・世界の農業、食品産業の動向やHACCPへの対策、食品表示などの課題について語っていただいた。
-昨年の経済状況について
村上 世界経済に大きな影響を持つ原油価格は、かつて140ドル(1バレル、WTI)まで上昇したことがあるが、最近は40ドルを割っている。先の石油輸出機構の総会でも減産はしないことになったので、当面は低水準で推移するだろう。