関東学校給食サービス協会、7月22日~8月27日にかけ1都9県で夏期講習研修会を開催

学校給食の安全・安心を目指し各種教育事業に取り組む(一社)関東学校給食サービス協会は、夏期講習研修会を7月22日~8月27日にかけて開催する。

1都9県の14会場で27講演を実施し、会員各社の学校給食調理従事者約20,000人が参加し、児童生徒に安全・安心かつおいしい給食を提供するため、資質の向上を図る。

夏期講習研修会は、学校給食における衛生管理の知識・技術を学ぶ講演Aと協会が様々なテーマをもとに独自に資料を作成する講演Bから成る。

講演Aは今年度から受講対象者のレベル別となっており、対象者を10年未満のパート従業員と、10年以上の勤務実績がある経験豊富な従業員・管理責任者・チーフ・サブチーフに分け、内容を変えて実施することにより教育効果を高め、調理従事者のレベルアップにつなげる。

講演Bはこれまで学校給食における「食物アレルギー対応」や「異物混入防止対策」をテーマにしてきたが、今年度は新たに“コミュニケーション”をテーマに開催する。

講演名は「働きやすい職場環境作り~ひとつの言葉で仕事に対する意識が変わる~」。入社したばかりの従業員と3年以上のパート従業員にアンケートを実施し、現場で言われて嬉しかった言葉や対応、嫌だった言葉や対応についての回答をまとめ、資料を作成した。現場の声に耳を傾け、それを広く共有し、より良い職場環境づくりを進めていくことで、従業員の離職防止を目指す。

市川敏一会長(日本国民食(株)代表取締役)は5月に開かれた総会あいさつで、「充実した講習研修会により調理従事者のレベルアップを図り、安全・安心でおいしい学校給食の実現に貢献したい」と意気込みを語った。