シダックスグループ 受託運営する給食施設で宮城県産メニュー提供、震災復興を支援
シダックスグループは3月から、受託運営する全国の社員食堂や職員食堂など400ヵ所で宮城県産の水産物を使ったメニューを提供し、東日本大震災の本格的な復興を支援する。
同社は東日本大震災が発生したとき、避難所で生活する市民を対象に給食の提供や支援物資の配送などを行った。また、震災の記憶の風化を防ぎ、復興に向けてエールを送ることを目指して、2012年からは毎年3月に受託する食事提供施設で“東北応援フェア”を実施してきた。
2023年は、2022年12月に経済産業省が立ち上げたプロジェクト「魅力発見!三陸・常磐ものネットワーク」にも参画し、食事をとられる方へ「三陸・常盤もの」の魅力を発信する考えだ。
提供メニューは、「宮城県産いわし竜田の変わり南蛮」。宮城県産のいわし竜田揚げを南蛮漬けにし、胡麻醤油で和えた切干大根とシャキシャキの野菜を添えた一品である。竜田揚げと切干大根という珍しい組み合わせだが、ほど良い酸味と食感を楽しむことができる。「三陸・常盤もの」のおいしさを届け、さらなる魅力発信と消費拡大につなげるという。