花王プロフェッショナル・サービス「アクシャルニュースター中性濃縮」発売、高い洗浄力と環境にやさしい食器洗浄機用洗浄剤

花王プロフェッショナル・サービス「アクシャルニュースター中性濃縮」
花王プロフェッショナル・サービス「アクシャルニュースター中性濃縮」

花王プロフェッショナル・サービス(株)は2月6日、中性濃縮の食器洗浄機用洗浄剤「アクシャルニュースター中性濃縮」を発売した。中性の食器洗浄機用洗浄剤は数多くあるが、次の7つの特長で差別化を図る。

1つ目は、高い洗浄力を持つことだ。中性タイプの洗浄剤はアルカリ性洗浄剤に比べてタンパク質汚れの洗浄性が課題とされていたが、新たな技術の開発により、中性でありながら高いタンパク質汚れの洗浄性を実現した。

2つ目は、中性タイプだからアルカリ性洗浄剤と比べて水垢が発生しにくいことだ。「食器洗浄機の庫内表面によく見られる水垢の発生の抑制が期待できる」(同社)

3つ目は、グラスなどのガラス表面で顕著な水滴の残留やくもりの発生を抑える効果が高いことだ。「一般的にこれらの抑制にはリンス剤を用いるが、本商品はリンス剤が無くても水滴やくもりの発生を抑えることができる。一剤で済むので、コスト削減も期待できる」。(同社)

4つ目は、酵素を配合することにより、1日中美観を保ちながら洗浄できることだ。通常、業務用食器洗浄機の洗浄水は使用するたびに前洗いで落としきれなかった汚れで汚染されてしまう。洗浄効果が徐々に低下するので、水の交換をしたいところだが、手間がかかり1日の営業時間内に対応することが難しかった。そこで、洗浄水中のタンパク質を分解する酵素を配合することで、洗浄水由来の汚れの再付着を防止し、仕上がりを向上させた。

5つ目は、環境に配慮し、つぶせるボトルを採用したことだ。従来に比べ、樹脂の使用量を79%削減したことで、CO2の排出量を80%カットした。また、つぶせる容器の採用は、廃棄までの保管スペースを減らせる利点もある。「樹脂量の減少は、使用後のごみ廃棄量を減らせるメリットもある。廃棄コストの削減にも有効だ」。(同社)

6つめは、中性洗浄剤ならではの利便性と安全性があることだ。アルカリ剤にたよらず洗浄性を実現し、濃縮しても中性のままコンパクト化ができたことで、女性や高齢者でも持ち運びやすく、従業員の負担を軽減することができる。

7つ目は、液色をピンク色に着色し、色覚多様性に配慮したことだ。色覚多様性とは目の特性の1つ。色の感じ方が一般的な見え方と異なるため、色が見分けにくい。この特性を持つ方は、緑色が黄色に見えることがあり、例えば緑色の洗浄剤を食用油と間違える可能性も考えられる。一方、ピンク色は青色に見えるので誤認の恐れが少ない。ピンク色の着色は食器洗浄機用の洗浄剤では初めての特徴的な試みである。

商品を導入した現場からは、「水垢を落とす手間がなくなり嬉しい」「アルカリ性洗浄剤と仕上がりが変わらない」「中性洗浄剤でありながら、ここまで汚れが落ちることに驚いた」など、評価の声があがっている。

花王プロフェッショナル・サービスは「洗浄力に加えて、環境負荷軽減と使用者の安全を中心に設計した商品である。多くの方に使ってほしい」と期待をかける。

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創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
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ブランケット版 8~16ページ
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