日本栄養士会、俳優の溝端淳平さんに間食のとり方を伝授/「『栄養の日・栄養週間2023』市民公開講座 収録イベント」

(左から)日本栄養士会の鈴木志保子副会長、俳優の溝端淳平さん
(左から)日本栄養士会の鈴木志保子副会長、俳優の溝端淳平さん

公益社団法人日本栄養士会は8月2日、「『栄養の日・栄養週間2023』市民公開講座 収録イベント」を都内で開催した。収録した講座は「溝端淳平さんと学ぶ『間食の、すすめ!』の極意」。俳優の溝端淳平さんに向けて、同会の鈴木志保子副会長が、トークセッション形式で適切な間食のとり方をアドバイスした。

イベントでは、溝端さんのドラマの撮影があった日の食生活を公開。3食以外の間食としてチョコレートを食べていた。しかし、溝端さんは、間食をとった理由はセリフの多さから糖質を補給したいと思ったからで、普段は「間食をしたいと思わない」と語った。また、「風邪もひきやすい」などの悩みも明かした。

これらを聞いた鈴木副会長は「間食は余計なものを食べるおやつとは違う。『間食の、すすめ!』とは、1日にとるべき食事量を決めて、ライフスタイルに合わせて適切な量の間食をとりましょう、というもの」と間食への考え方を説明した。

「溝端さんが風邪を引きやすいのは、朝ごはんが豆乳・乳酸菌飲料・バナナと少ないことで、午前中の免疫機能が落ち込んでいるからかもしれない。朝と昼の間にゼリーなどで栄養補給してみては」とアドバイスした。アドバイスを受けた溝端さんは、「間食は食べたら太るものと考えていた。3食を4~5食に分けることも間食の1つだ」と考え方を改めた。

その後、鈴木副会長は「今日の食事をどうするか。最低限これは食べよう、プラスアルファをどうするか。体重の増減で間食をとるか決めよう」と間食摂取のコツを伝授した。溝端さんは「自分自身に合った食事のスタイルを見つけること。毎日『これでいいんだ』ではなく臨機応変に食事を考える」と話した。間食への理解を深めた溝端さんは、鈴木副会長から「間食の取り方 五か条」の習得証明書が授与された。

日本栄養士会は、2016年に制定した「栄養の日(8月4日)」「栄養週間(8月1日~8月7日)」に合わせて国民の栄養・食事の課題を解決するための活動を展開している。本収録はその1つで、8月4日の栄養の日に合わせて特設サイトで公開した。

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