高い洗浄力を持ちながら、環境と人手不足対応に貢献する「アクシャルニュースター中性濃縮」/花王プロフェッショナル・サービス

花王プロフェッショナル・サービス「アクシャルニュースター中性濃縮」
花王プロフェッショナル・サービス「アクシャルニュースター中性濃縮」

花王プロフェッショナル・サービス(株)は2023年2月、中性濃縮の食器洗浄機用洗浄剤「アクシャルニュースター中性濃縮」を発売した。環境への配慮や、使用者の負担軽減をはじめ、多くの特長がある製品で、給食現場の導入事例も増えつつあるという。

「アクシャルニュースター中性濃縮」には、8つの特長がある。

1つ目は、高い洗浄力を持つことだ。一般的な中性タイプの洗浄剤は、アルカリ性洗浄剤に比べて洗浄力が低い。しかし、本製品は新技術の採用で、高い洗浄性を実現した。「アルカリ性洗剤とそん色ない洗浄力なので、同じ感覚で使えると思う」。(同社)

2つ目は、中性タイプなので、水垢の発生を抑制する効果を持つこと。「本製品は、食器洗浄機の庫内表面に発生する水垢の抑制が期待できる」。(同社)

3つ目は、排水時における環境負荷の低さが特長だ。中性洗浄剤はアルカリ性洗浄剤と比べて環境に与える影響が少ない上に、生態系に影響を及ぼすリンも含まない。「花王グループでは、環境に負荷をかけるリンの使用を控えている」。(同社)

4つ目は、グラスなどのガラス表面で顕著な水滴の残留やくもりの発生を抑える効果が高いこと。「通常、これらの抑制にはリンス剤を用いるが、本製品は水滴やくもりの発生を抑える効果もある。一剤で済み、コスト削減も期待できる」。(同社)

5つ目は、1日中美観を保ちながら洗浄できることだ。通常、業務用食器洗浄機の洗浄水は使用するたびに前洗いで落としきれなかった汚れで汚染されてしまう。本製品は酵素の配合で、洗浄水由来の汚れの再付着を防止し、仕上がりを向上させた。

6つ目は、環境に配慮したつぶせるボトルの採用で、樹脂の使用量を削減した。従来比で使用量を79%削減したことで、CO2の排出量を80%カットした。また、つぶせる容器の採用は、廃棄までの保管スペースを減らせる利点もある。「樹脂量の減少は、使用後のごみ廃棄量を減らせるメリットもある。廃棄コストの削減にも有効だ」。(同社)

7つ目は、中性洗浄剤ならではの利便性と安全性を持つことが特長。アルカリ剤にたよらず高い洗浄力を実現し、濃縮しても中性のままコンパクト化ができたことで、女性や高齢者でも持ち運びやすく、従業員の負担を軽減することができる。

8つ目は、液色をピンク色に着色し、色覚多様性に配慮したことだ。色覚多様性とは目の特性の1つ。色の感じ方が一般的な見え方と異なるため、色を見分けにくい。この特性を持つ方は、緑色が黄色に見えることがあり、例えば緑色の洗浄剤を食用油と間違える可能性も考えられる。一方、ピンク色は青色に見えるので誤認の恐れが少ない。「実際に、色覚多様性の方から『これなら誤認しない』という声もあった。日本人男性の約5%が色覚多様性を持つというデータもあるので、ピンク色にした意味は大きい」。(同社)

商品を導入した現場からは、「環境面から中性タイプの洗浄剤を使いたかったが、洗浄力に不安があった。しかし、この製品は十分な洗浄力と仕上がりがある」と環境効果と洗浄力の両立を評価する声があった。また、「容器が軽いので運搬や作業がしやすい」と労力削減を語る声もあったという。

同社は「本製品には、多くの特長がある。そのため、どんな方にも喜んでもらえる商品だという自負がある。洗浄に関わる課題や悩みを持った方に、手に取ってほしい商品だ」と語った。

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2020年には、平成30年間の給食業界の動向をまとめた「平成時代の給食から令和へ」。
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2022年には、「給食とSDGs」。
2023年には、「次世代に伝えたい学校給食」。

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昭和54年(1979年)1月
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